令和六年(甲辰) 皇紀二六八四年 西暦2024年

4月(戊辰) 14日(戊申 つちのえ・さる)

和暦 弥生六日 第5583回

《清明 末候・虹始見(にじはじめてあらわる)》

 

(近所のお家の庭から歩道に伸びた遅咲きの八重桜が満開になっている。晩春の嬉しい光景で、この八重桜の笑顔に心癒される。百花繚乱の季節がやって来た。鳥たちも待ってましたとばかりに高らかにさえずる鳴き声は嬉しそう!)

 

【静寂な時間】(神渡良平「静寂な時間がいのちの根を養う」)

 

 感応体としての人間とは、『宇宙の響き――中村天風の世界』(致知出版社)で書いたように、哲人中村天風がヒマラヤでの修行を通してつかんだものだ。人間とは感応する存在であり、天と呼応してこそ自分という存在を超えた大きな仕事ができるというものだ。『宇宙の響き』にそう書いてから十年が経ったが、私はますますその感を強くしている。

 

 それぞれの人間に与えられている能力は、天と自分とを遮っている障壁(ブロック)が外れたとき、存分に発揮されるものである。従って、自分の能力を最大限に発揮したかったら、ブロックを外し、天のエネルギーやメッセージが自由に流入できるようにする必要がある。

 

 天はいつでも用意ができている。問題は人間の側だ。人間があまりにも忙しくしていて、天のメッセージに耳を傾ける余裕がないときは、天のメッセージは素通りしていく。そうではなく、受け入れ態勢が出来ていると限りなく流入してくる。

 

 だからひとり静かな時間を持つことが大切だ。精神の成熟に静寂な時間は欠かせない。そうして天と自分との合作だと自信を持っているような仕事が生まれてくるのだ。

 

【海乗の独り言】

 

 この本は師匠として慕っていた神渡良平先生が18年前の平成十八年(2006年)4月に書かれたもので、ある日我が家の書棚にやって来たものの、しばらくは眠っていたが、書棚を眺めるたびに気になっていた。そうこうしているうち、昨年の5月に先生が急逝なされ、天界へと戻られてしまわれた。

 

 「パンデミック」否、「プランデミック」により日常のマスメディアの嘘に翻弄されてしまうような異常な社会の出現が契機となり、歴史の嘘がバレて、祖国日本が戦後、GHQ支配下に入り、「米国」の属国となり、形式上はサンフランシスコ条約により、晴れて独立国家として主権を取り戻したように教えられてきたが、実質は属国の支配下で79年目を迎えている。

 

 今回の日米首脳会談も茶番であることが見え見えで、米国の「財布」としての日本という図式を改めて見せつけられた格好である。物価が高騰し、税金や保険料の値上げは待ったなし、新NISAにより、若者達にも投資をさせて、とにかく真面目に働いた収入が海外へ流れていくシステムがつくられて久しい。

 

 自民党の裏金問題で大騒動し、小林製薬紅麴事件で大騒ぎし、東京15区の補選が混迷し、乙武氏(ファーストの会副代表)の出馬に伴い、小池百合子都知事の「学歴詐称疑惑」が再燃するも、マスメディアは無視、パンデミック条約反対のデモが昨日、東池袋で1万人規模でなされたがマスメディアは無視。

 

 そんな時代に、情報過多、フェイク報道に翻弄されがちな日々だからこそ、神渡良平先生がご指摘されているように「ひとり静かな時間を持つことが大切だ。精神の成熟に静寂な時間は欠かせない」と本当に共感する。毎朝、公園で静坐内観の時間を持てることが幸せである。天のメッセージに耳を傾けるひと時が、天と人との合作としての使命を果たす欠かせないことだと確信している。

 

【健康一口メモ】(安保徹「人が病気になるたった2つの原因」)

 

 ガンを忌み嫌ってただ取り除こうと考えることが何を意味するかわかるでしょうか?ガンは適応現象であり、体の失敗で生まれたものではない。

 

 こうした捉え方ができるか否かで、ガンになったときの対応の仕方も心の持ちようも大きく違ってきます。ガンを死に至る病気であるととらえて、恐れる気持ちもきっと変わってくるでしょう。

 

 ガンだけに限りません。現代医学が陥ってる「病気は悪である」という発想そのものにも大きな疑問符がつけられるはずなのです。