令和六年(甲辰) 皇紀二六八四年 西暦2024年
3月(丁卯)17日(庚辰 かのえ・たつ)
和暦 如月八日 《春のお彼岸の入り》
第5555回
(裏庭から切って小さな花瓶にさしてテーブルに飾られたミモザの小さな医いろい花が美しい!)
 
【厨房で鍋を洗うのは僕の原点の原点】(三国清三・フランス料理のカリスマシェフ)
 
 「前に進むしかなかった。厨房で鍋を洗うのは僕の原点の原点」
 
【海乗の独り言】
 
 NHKの「最後の講義」で3月13日はフランス料理のカリスマシェフ三国清三さんが登場した。

 

 「もし人生最後なら何を語り残すか?シェフ三國清三さん。下積みから修行を続け、フランス最高勲章の世界的シェフへ。追い求める“ジャポニゼ”日本発の究極のフレンチとは? 世界中のホテルから招かれ、フランス最高勲章受賞のフレンチの巨人。

 

 北海道増毛町出身。中学卒業後、母からの「高い志を持て」を胸に。丁稚奉公の下宿で出たハンバーグに感激し料理界を目指すもパート勤務で鍋洗い。しかし劇的な展開…世界最高峰の天才ジラルデ、アラン・シャペルの下で学ぶも…「君は洗練されていない」挫折から生み出した哲学とは?レシピの先に本物が?講義で料理実演!「一皿」に人生込める圧倒的料理の世界!」(NHKのHPからの引用)

 

 感動した!とりわけ最後に今年8月10日で満70歳を迎える彼がこれからの目標を公言された。そのことを表現された場面で使った言葉が「原点に戻る」であった。一昨年(2022年12月28日)創業から37年営業して来たレストランを閉店。その建物を壊し、一旦更地にした後、客席8人のお店を70歳をめどに完成を目指して立て直すと言う。

 

 今までは多くのコックさんウエイトレス、ウエイターを使って経営して来たわけだが、これからは、自分一人で出来るレストランをやるという。自分で毎朝、買い出しに行き、自分が出来る範囲で、お客さまと直に接する距離で、おもてなしをしたいという。三國さんが成功して来た根底には「鍋洗い」が常にあった。「厨房で鍋を洗うのは僕の原点の原点」という。

 

 同学年の三国清三シェフの宣言に大いに刺激を受けた。生涯現役、生涯青春「き」のお名前の神様が彼をもう一度原点に帰らせて、次世代に承継させる「よ」のお働きが"ジャポニゼ"(日本風のフランス料理)を完成させる「み」のお働きとコラボして見事な集大成を目指す!拍手喝采してエールを送りたい。

 

※再放送は3月19日(火) 午後1:35 〜 午後2:25

 

【健康一口メモ】(宮川路子・法政大学教授「最強の水素術」)

 

 健康であるためには、栄養だけではなく運動も不可欠です。運動することによる健康効果はたくさんあります。がんの方は、糖質制限を徹底するために運動が効果的ですし、元気な血管と血流の実現のためにも運動が重要です。

 

 体温アップにも役立ち、免疫力が高まり、アンチエイジングにもうってつけです。簡単なストレッチや腹筋、背筋運動のようなものでも良いので、毎日少しずつ行なってみてください。