令和六年(癸卯) 皇紀二六八四年 西暦2024年

2月(乙丑) 2日(丙申 ひのえ・さる)

和暦 師走二十三日 第5511回

 

(日本列島が寒波に覆われた!今、外気は5度。真冬の寒さである。「大寒」とは言いえて妙の二十四節気。それも明日の節分まで。金曜散策の今日は下高井戸おおぞら公園に行ってきた。神田川沿いの花壇にはスイセンが咲いていた。冷たい外気にどことなく寒そうな表情に見えた!)

 

【一ミリの努力、一秒の努力の積み重ね】

(井村雅代・アーティスティクスイミング日本代表ヘッドコーチ「生き方の教科書」)

 

 今日垂直跳びで40㎝跳べた選手に、いきなり50㎝跳びなさいと言ったら、ハードルが高いと思うんですね。そこで、あなたは明日40㎝と1mm跳びなさいと目標を設定してあげる。たった1mmだったら跳ぶ自信はあります。目標を達成する達成感と喜びも得られます。次の日にはさらにもう1mm高く目標を設定してあげる。それを続けることによって、3か月と10日後には50㎝跳べるようになっているんです。

 

 オリンピックに出てメダルを取る。そういう大きな目標は持たなくてはなりません。けれども、もう一つの日々の目標がいるんです。日々の目標とは、一歩前への努力で叶えられる目標。そんな小さな目標にも、大きな目標と同じだけの価値があるという話を選手たちにしました。

 

 毎日毎日進化していくことが大事なんだ、1mmの努力、一秒の努力の積み重ねが大事なんだと繰り返し言って聞かせました。選手たちも「1日1mmだけ、一歩だけ前へ行けばいいんですね。それなら私たちにもできます」と理解してくれました。

 

【海乗の独り言】

 

 大寒の極みのような今朝、犬の散歩の人たちも少ないように感じたが、その公園を一回りしてお決まりの小さな低木の傍で静坐内観瞑想の一時をもった。ダウンジャンバーに手袋の装備で外気を気にせずにすみ、集中して見えざる宇宙とアクセスし、ゆったりとした平安な時間を楽しむことができた。最後に「宇宙無限の力が凝り凝って真の大和の御世が生り成った」と10回唱えて目を開けた。

 

 急に冷たい外気が気になった。「おー、寒っ」と思った。同じ場所にいながら、5次元時空を楽しんだ時とは全く違う感覚に驚いた。還暦を過ぎて8年になろうとしているが、この静坐内観瞑想も徐々に定着し、1日の日課になっている。小さな積み重ねではあるが、気づくと、もう8年!

 

 とりわけ、パンデミックのお陰で内観瞑想に入る前のメンタルブロックを外す「とほかみゑひため瞑想」がとても大事だと思えるようになった。「罪悪感、嘘、心配、自我の愛着、悲しみ、怖れ、幻想、恥」というメンタルブロックを「と~ほ~か~み~ゑ~ひ~た~め~」と天地に響かせることで外し、本来の「喜び、真実、安心、真我、愛、生存、洞察、意志力」が内に満ち満ちてくる。

 

 2020年からの「パンデミック」3年間こそが、闇から光への大転換の素敵な展開を演出した「神劇」だったことに改めて気づき、感謝申し上げたい。「一ミリの努力、一秒の努力の積み重ね」、日々の小さな目標を突破するための努力が明日の希望の光へとつながることを信じてやまない。

 

【健康一口メモ】(本間真二郎・医師「感染を恐れない暮らし方」)

 

 現代人に多いがんや高血圧、高コレステロール血症、糖尿病、肥満などの生活習慣病の原因に、「飽食」があることは間違いありません。日本では、江戸時代(元禄期以前)は1日2食だったという説があります。少食により寿命が長くなること、癌の発生率の低下や生存日数が長くなることなど、健康にとっていい面が多数報告されています。