瞑想する絵画  | 食べて飲んで買い物して、ときどき本を読む

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タイトルのとおり、飲み食い散財日記です。

川村記念美術館に

マーク・ロスコのシーグラム絵画が15点集まると聞き、行ってきました。

http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/index.html


もともとは、レストランの壁画として30点を製作。

しかし、完成したレストランの雰囲気が気に入らず、契約を解除。

その後、いろいろあって現在は

ロンドンのテート・モダンや、ワシントン、川村に分散されています。

そのうちの半数が集められたのが今回の展示。

貴重な機会です。


そして今日は、川村の学芸員の方と、茂木健一郎さんの

トーク・ショーも開催されるということで、聞いてきました。おもしろかった。


ロスコの絵画は、主にぼんやりした四角い形を組み合わせただけのもので

うっかりすると

「誰にでも描けそう」と、思われがち。

しかし、違うということを、茂木さんは以下のように言われてました(うろ覚えですが)


美人というのは単なる平均顔に過ぎない。

が、完璧な平均顔というのはなかなか存在しない。だから、美人には希少価値がある。

美しい絵も実は同様で

誰にでも描けるように見えながら、完璧なバランスの上に成り立っていて

そのバランスは、滅多に実現する物ではない。


そして


ロスコの絵画は、実は、誰もが求めている普遍的な何かを

表しているのではないか? だから、その絵に出会ったとき

人は驚き立ち止まるのでは?

という説も。

それ、ありえる気がします。きっとあの微妙な色合いと絶妙な形は

私たちが持っている何かなのです。具象的な。


話はあっちにとびこっちにとびして展開しましたが

本当に興味深いことばかりで、1時間半があっという間でした。

最後にロスコの宗教観にも触れたけど、あそこ、もっと聞きたかったなあ。




余談ですが、ミュージアムショップでまたまた衝動買い3冊



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今回の展覧会についての図録と、もう1冊ロスコ本、

&同じく大好きな、ジョゼフ・コーネルについての本です。

美術書(?)って、みんないいお値段なんだけど

同じ物を探す手間を考えると…見つけたときに、買っておかないとね。