うちにピアノがきたのは
既に私が小学校高学年になってからでした。
姉と一緒に習い始めましたが
私は音符を読むのが
大の苦手。
姉が音符を読みながら練習するのを横でみて
指の動きを覚えて
弾いていました。
今から思うと
よくそんなことしてたな~と
感心します。
練習するのが好きではなく
数年でレッスンはやめましたが
ピアノを弾くのは好きで
好きな曲を好きな時に
弾きながら続けていました。
好きな曲だけは楽譜をみなくても
ルンルン弾いていたのですが
楽譜をみながら初見でとか
無理です。
そこまで根性がありません。
そしてアメリカに渡り
ピアノを弾かなくなって久しいです。
練習に練習を重ね
美しい曲を奏でる
ピアニストたちは
凄いです。
使命みたいに
ピアノ愛が
命に刻まれているのでしょうか。
彼らの編み出す世界は
この世のものとは思えない
とても高尚で、崇高な世界。
いつもそう感じます。
その中でも一番好きな曲が
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ
第23番ヘ短調作品57 熱情
この曲を聴くと
いつも
なんとも言えない
優しくて切ない気持ちになります。
厳かに静かに
人間を天の高みまで
昇らせてくれるような
本当に美しい曲です。
楽譜を読むのは
やっぱり億劫ですが
いつかこの曲を弾けるように
なりたいな~と
憧れています。