本日4月24日より「熱中症特別警戒アラート」の運用が始まりました。

 

 これは都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、その翌日の最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する可能性がある場合等に発表されます。

 

 熱中症特別警戒アラートが発表された場合・・・個人ではなるべく外出を控え、涼しい環境で過ごし・・・管理者がいる場所やイベント等では適切な対策がとれているかを確認し、対策が取れない場合は各責任者の判断で中止や延期も検討することとなっています。

 

 各自治体として「事前に市町村長が市町村(市町村には特別区を含む。)の区域内に存する施設を指定暑熱避難施設として指定している場合には、熱中症特別警戒情報が発表される際、当該指定暑熱避難施設が開放される」とありますが・・・

 

 大久野島の場合、「指定暑熱避難施設」になっているかどうかは不明ですが・・・異常な暑さの際に逃げ込める、エアコンのある観光客利用可能施設は休暇村(宿泊施設)と毒ガス資料館(有料施設)しかありません。ビジターセンターは事務所内にエアコンがあるものの、一般見学施設内にはスポットクーラーが1台配備されているだけです。

 

 近年の世界的気温上昇傾向から、以前から関係者をはじめ、島に通われている方々やサポーターなどからも第2桟橋待合所やビジターセンター見学施設内のエアコン設置を環境省にお願いしてきており、夏休みや連休等の混雑時の第2桟橋「乗船待ち」のライン(路上)に、日よけや雨よけ用に屋根を付けるといったような話も以前あったと思いますが・・・

 

 すでに様々な問題が山積した状態の大久野島ですが、島内の観光客に対する熱中症対策も全く進んでいません。「景観への配慮」という理由からの樹木の伐採は積極的に行っているものの、新たな植樹等は一切行っていないことから・・・晴天時のランチタイムに利用可能な日陰(木陰)のテーブル付ベンチは島内に2ヶ所(1つは目立たない場所)だけしかありません。

 

 夏場も観光客が島内で快適に過ごせるよう、環境省には島内環境整備も急いでもらいたいものですが・・・

 

 皮肉なことに、熱中症警戒アラートを発表する機関は「環境省」なんですよね。

 

 

 これからの時期、熱中症警戒アラートの発表がある無いに関わらず、日なたでのウサギへのエサやりは控え、ウサギ達を日陰に誘導してから与えるようにして下さい。ウサギもヒトと同じで、暑い日なたで食事をしたいとは思っていないはずですし、それにウサギは寒さよりも暑さに弱いということを知っておいて頂きたく存じます。

 

 特に強い陽射しがある場合、島内地面にある金属物(マンホールや、側溝をカバーしている鉄製グレーチングなど)は高温になりますので、ウサギ達が近づかないよう配慮をお願いします。また、ステンレス製「うさぎの飲み水入れ」を日なたに放置しないよう重ねてお願い申し上げます。


 

 そして何より、「うさぎとのふれ合いルールの順守」をくれぐれもよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

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