明治生まれの祖父は、とても厳しい人でした。
小学校前に古事記を読ませる
犯罪者は場合によっては殺してよしと教える
本気で怒ったら私を木に吊るす
など、今ではネタにするしかないような
教育方針で、私をしぶとく育ててくれました。
祖父の足の親指には穴が開いていました。
足や肩には銃創がありましたし、
刺されたり切られた後もありました。
剣術を習ったり教えたりしていたので、
一部はそのための傷のようでしたが、
ほとんどは戦争によるものだったそうです。
小さい頃、指の穴を触りながら
痛いの?
と聞いた時、
もう痛くないから大丈夫だよ
と答えた祖父の目に涙が浮かんでいたのを
覚えています。
祖父が泣く
という事があまりに衝撃的だったのと、
痛くないのになぜ泣くのかが不思議で
幼い私にはとても印象強かったです。
父にも母にも、祖母にさえ
祖父は戦争で何があったのかを
話す事は一度たりともなかったそうです。
あの時の涙の意味を考え、
いつか正確に誰かに伝える事ができるのでしょうか。
そして、今の日本を祖父がどう思うのか。
そんな事を考えた1日でした。
長かったおやすみも終わりました。
明日から仕事です。
良い一日にできますように。