かわいいかわいいむぎの目が、
もうほとんど見えていないようです。
声をかけながら触れてもびっくりしてしまうから、
そっと触ります。
いろんな物をそろえてみますが、
食欲はどんどん落ちています。
小さな身体は軽くなって、綿菓子みたいだな
と思います。
壊れてしまいそうで、注意深くむぎをなでながら、
宝石みたいだねぇ
と話しかけています。
むぎは世界で一匹だけだから、
一緒に過ごせるのは一瞬だから、
こんなに大切なのかもしれません。
もし少しだけでも見えているなら、何が
見たいのかなぁ。
見せてあげたいなぁ。
もしまだ見えているなら、私の笑顔を見てほしい
そう思って、ヘタレの私がまだ泣かずに
頑張れています。