宮崎監督がびっくりする程時間がかかったという、高畑監督の作品を観ました。
ネタバレ
というほどかはわかりませんが、この中の一シーンがすごく心に残りました。
翁が姫を呼ぶシーンです。
「ひーめ、おーいで!
ひーめ、おーいで!」
と、よちよち歩きの姫を呼ぶうちに愛おしくて泣いてしまう翁。
あまりに深い愛情に、私も涙がこぼれました。
結局その深い愛ゆえに姫が去ってしまうのですが、この日本最古の物語は誰が書いたのか?
私の考えでは、女性かなーと…。
結婚したくない姫。
思いっきりワガママな無理難題を押し付けて逃げまくる姫。
結婚したくなかった女性が描いた物語なのではないかと思います。
姫の幸せを願って良い嫁ぎ先を必死に探す翁は、娘と親の関係そのままです。
昔はよほどの事がない限り、女性が一生独身を通す事はできなかったといいます。また、嫁がない娘をもつ家が周りからどう見られていたかも…。
自分を姫とを重ねるなんておこがましいのですが、私も結婚結婚とうるさい両親から逃げるために東京へ来ました。
かぐや姫の時代ではとんでもない事です。
作者に思いを寄せながら、両親の事も考えました。久しぶりに母に電話をし、翁のシーンの話をすると、
「あなたはそれほどは可愛くなかったわー」
と、ざっくり刺されました。
「もう自由な時代だから、自分が幸せだと思うように生きればいい。でも自己責任でお願いします!」
とも言われました。
今の世界に生まれて良かったなーと、
この母から生まれて良かったなーと思います。

