最後のブログをアップしてから約1ヶ月のあいだ


結局私はS君から離れきれず


その間に2回も身体の関係をもった。





世の中不倫なんていくらでも起こっていて


不倫してそれでも幸せだという人たちの

ブログなどを見ていると




愛の形はちがえど


男女の愛にはいろいろあってもいいじゃないかと


謎の魔のパラレルワールドに陥ったときもありました。





だけどすこしずつ気づいていくんですよね。



奥さんとは明らかに違って


粗末に扱われている自分。


彼都合でしか相手してもらえていない自分。


下半身でしか繋がっていない関係性に。








世の中、身体の関係を重ねるごとに

信頼関係ができ



奥さんには話せないことを浮気相手に

話している人もいる。

浮気相手にしかない信頼関係を築けている

パートナーもいて


そのおかげで夫婦関係が円満な人たちも

世の中にはたくさんいる。




だけど


私とS君の場合は違う。



私はS君から



完全に女性として見くびられていること、


軽視されていることを


会うたびに感じていくようになりました。






会うまではいいんです。


ようはヤル前後はいいんです。



うみちゃんは特別だとか

うみちゃんとのえっちが一番気持ちいいいだとか

全部自分の中に取り込んでしまいたいだとか




あらゆる甘い言葉とともに

抱きしめて側にいてくれます。




だけど




S君が私のために休みを調整してくれたことなんて

一度もないし

最近は誘いも突然で



近くの駐車場まで迎えに行くのも送るのも私。


S君が私のために何か労力をつかってくれたことがない。



S君が結婚してからは

会うのはいつも私の家で数時間だけ。



会ってすぐキスからはじまって

行為をしたらすぐ解散。





最近は解散後にラインをしてくれることもなくなって



私の前で平気で嫁の話をしたり(私が悲しむ反応をとるのを知っていて。)




私の年齢をやたらいじってきたり




一度だって優しさを向けられたことない。

えっちの前後と

私が職場でS君のことでつらすぎて

泣いたとき以外は。








S君が私を試すように

私がS君を好きであるということを

確認しては



そのことで優越感に浸っているようにも

みえるようになりました。














少しずつS君との失恋から立ち上がり



「このまま少しずつ気持ちも冷めていって

S君との関係終わらせそうだな。」





そう思い、

職場でも笑顔が増えてきて

仕事に集中できるようになってきた矢先、





勤務中、職場の車内で

私がいる目の前で

上司にS君から嫁の話をもちかけて

嫁の話を聞かされる時間がありました。



つい私がそのことで傷ついてしまい

露骨に凹んでしまったのです。


もちろんヤキモチでとかじゃなく。

私が傷付くとわかっていて

その話題を出したS君が悲しくもあり

腹立たしくもあり

悔しくもあったのです。






その後S君が私をすぐさま呼び出し


「大丈夫?さっきはごめんね…」

というので

私も苛立ちをぶつけるのは大人気ないと

思ってしまい

「職場で公私混同するような態度とってごめん、

大人げなくてごめん、」

と返しました。



私の悲しい気持ちを吐き出させるよう

話を聞きながら励ましてきました。


だけどその最中



私が辛い気持ちを吐きだしているとき

真剣に耳を傾ける姿勢や素振りはなく。



「これは二人とも同罪なんだから、

溜め込まずふたりで話して解決しようね」



とまで言われ



最後は


「うみちゃんは特別だからね。」

と言いながら


ハグしてきました。




私はそのS君のハグには応じず、

振りほどきその場を離れました。


そこから

ずっとS君には敬語で話し、

仕事以外のことは話さないように

心理的距離をとる姿勢をみせました。







S君が私を試したこと。



というより


同罪としきりに言う姿をみて




本当に私に対して気持ちがあって

フィアンセがいつつも

つい手を出してしまったなら



きっとそんな言葉でてこない。



少しでも幸せにしようと

行動するだろうし


少なくとも


俺の責任だからという言葉を

向けてきただろう。





上辺だけの言葉でその場をしのぎ

甘い言葉の口車で

身体の関係を

繋ぎ止めようとする





そんな底辺の男なのにもかかわらず

一喜一憂して

いちいち

涙をみせてしまう

大人気ない自分。




我慢したいって頭ではわかっているのに

制御がきかず

露骨に凹む姿をみせてしまう自分が

何よりも憎くて


情けなくて



悲しくて



また自己嫌悪に陥ってしまいました。。。。












だけどひとつだけ



今まで似たような状況でズルズル関係が続いた

男性って数人いるけど

その人たちのほうがよほど

胸が痛んで悲しかったことを

覚えています。



それはきっと、

曖昧な関係で都合のいい関係で

ありながらも


私を楽しませようと

私といる時間を楽しもうと


そういう思いやりの気持ちを感じていたから


ちゃんと心でのつながりがあったからこそ


余計に深く傷ついたんだろうなと思うんです。



今回のS君のことは

明らかに私の一方的な思いやりでしかなく

S君の甘い言葉や態度は全て

S君のための欲望や

S君を守るための保身の行為でしか

ないことに気付き




いまだS君の事で傷つくものの

その傷の価値のなさを表すかのように

一瞬で過ぎ去るネガティブな感情であることを

自覚するようになりました。


















よく、失恋した相手を見返した!

みたいな記事を読んで

すごく励まされるんだけど



見返したい!っていうエネルギーで

私がどんなにお金を注ぎ込んで

美容やダイエットに励んでも

きっときっと


S君には何一つ美しく映らないだろうな。

と思います。







今回の失恋は

私にとって学ぶべきものが多い失恋でした。


というか今までの失恋すべて

学ぶべきものがあったんだけど。




S君は

仕事がめちゃくちゃ優秀で

職場の人望がかなり厚いです。

私もそのイメージしかなく

ここまで自分勝手な女性遊びを

するとは思ってもいませんでした。







S君に軽視されることが悔しく

必死で仕事で挽回しようとしても


悔しいかなS君にはやっぱり

かなわないんです。




S君は仕事ができる。というより

何でもできるように

ものすごく努力ができる人材であることに

注目しました。



仕事をきっちりこなす、

どの仕事も責任を持つ、

外部の人に対する丁寧な対応、声かけができる、

気持ちのいい挨拶をできる、

誰も手につけていない仕事に気づく、

上司のサポートの立ち回りがうまい、

そっと職場の整理整頓ができる、

苦手なことはすぐに勉強する、

1位を目指して毎日休日も仕事の日も

夜中まで勉強する、

仕事一本でなく女遊びも両立できる、

趣味のトレーニングも大会目指して本気で取り組める





はっきりいって

すごいんです。笑




大体誰かしら敵がいるものですが

S君を悪く言う職員を私は見たことがありません。



悔しいけれど



S君には努力という才能がありました。






そしてはたまたそれは



ずっと私が昔から言われていたことでもありました。


君は器用ではない。

特技もない。


だけど努力という才能をもっていると。






それでもS君には

その私の自慢の努力が簡単に

敗れたのです。




ひとつに



恋をするとそのことで一生懸命になってしまうことが私の最大の難点でした。



恋をすると相手から見られる自分を意識してばかりで


女になってしまうのです。笑






でも、遊ばれた今



仕事まで負ける自分が悔しかったです



いや、努力で負ける自分が最も

恥ずかしかったのです。







そのことに気付かされ、





もう一度本気で仕事やってやろやんけ!!!←




と思わせてくれたのが



S君でした。





失恋の悔しさから


仕事に対する取り組みを見直させられたのが

今回の大きな学びだったかもしれません。



S君とこうなる前はもっと

私は仕事に集中していました。


もっと必死だったと思います。




そしてきっとそんな私を

S君は気になるようになったのだと思うんです。



だけど、S君と近づいてからは

S君のことで一喜一憂してばかり、

可愛く見られたい、おしゃれしたい、

S君の行動や言動をすぐ男性心理学で調べて

そんなことばかりして



気づけば頭の中はお花畑状態。




S君はどんなときもかわらず

仕事は仕事と

努力し続けていました。






女性似たいする評価は置いておいて

人間力はどう考えても


S君のほうが1枚も2枚も

うわ手でした。








S君に勝つじゃなく




私はもっと私のやるべきことに

夢中にならなくちゃ!!!


仕事で成功したい!


そう気づかせてくれたのが

今回の大きな収穫でした。