GW、始まりましたね。
この時期は、毎年毎年、懐かしいお顔にお会いできるので、楽しみにしてお仕事に精進しています。
近年では、田舎のご両親がGW休暇を利用して、こちらに出ていらっしゃるパターンが増えているようで・・
 
海んちょもそんなご家族で賑わっています。
若夫婦や一人暮らしの学生さんや会社員の常連様が、田舎のご親族を連れていらしてくださる・・・
本当に、本当にありがたく思います。
飲食店の女将冥利につきますね。 
 
で、GWになると、あの日のことを思い出さずにいられません。
 
2,3年前のGWのこと。
年代は50代といったところでしょうか・・スーツ姿の男性おふたりでお見えになりました。
静かにお話をしながら、お食事とお飲み物を堪能されていたように思います。
 
途中、お客様から呼ばれました。
 
貴方が、このお店の女将さんですか?
 
はい、そうです。力不足を重々承知しておりますが、できる限りのことをさせていただいております。
 
すると、一言。
 
お料理、とっても美味しいですね。 なにを頂いても美味しい。それに、従業員の皆さんの対応も気持ちいいです。女将さん、貴方もニコニコしてて、素敵なお店ですね。
 
ありがとうございます。スタッフはみんな学生さんなので、出来ることが限られていてお客様には不十分のサービスと感じられることがあれば、それは素人女将の私に力不足です。お気づきの点があれば、私におっしゃってくださいませ。
 
すると、容赦なく厳しいお言葉が・・・
 
いえいえ、学生スタッフさん達のサービスも、マスタァのお味も大満足です。
ただし、貴女に一言申し上げたい。
 
はい? どのようなことでしょうか?
 
こんな素敵なお店の近隣に住んでいますが、とっても気に入っているのに、馴染みのお店にできないでいます。
 
それは、どのような理由でしょうか???
 
貴女は女将さんであるのに、弱い立場の人に情を入れすぎて、甘すぎるところに苦言を申し上げたい。
お客は、どんな人でも平等に扱われなければいけないんです。同じ金額を支払って同じものを注文しているんです。貴女は、子連れや年配には、人一倍気を使っている・・・でも、ほかの人にはどうでしょうか・・・
 
はい、おっしゃることはよくわかります。私の性格もあると思います。
 
そうですね、貴方のその人柄がそのままこのお店に出ていると思います。貴女はこのお店をマネージメントする立場の女将です。それなのに、お客の言うことに従っているだけの時があります。時には、貴方の色を強く出して、自分が主導権を握らないと行けない・・・
いつまでもお客に従ってばかりでは、貴方の店ではなく、お客の店になってしまうよ。
 
・・・と。
 
こんなことをおっしゃてくださったお客様を思い出します。
まさにその通りでした。お客様は、みな大事なお客様です。年齢、性別、職業なんて関係なく、みんな同じように大切なお客様です。そして、このお店を回すのは、女将のママコのお仕事です。
ママコは、自分のすべきことを、お客様にさせていたのでした・・知らず知らずの間に。
 
それからは、ママコは、少し自分にもそして経営にも厳しくなりました。
ママコがすべきことはしっかりやろう・・・と。
 
あれから、2,3年・・・
何度かいらしてくださるあのお客様は、あれ以来その件には触れずに御食事されています。
いつの日か、
 
ママコさん、あれから随分成長しましたね。
 
と、言ってもらえる日が来るまで、頑張ろうと思います。
 
GW、新しく新規のお客様もいらっしゃる時期。
どんなお客様にも最高最上のサービスを目指して、行く所存です。
 
海んちょ ママコ