地上に出るとき | uminami-snusのブログ

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ある日自分の中でスッと納得できたことを鮮度のある内に残したい。個人的な備忘録であり、アタマの中を整理するためのもの。

これからは、もっと人生を楽しむことに力を注いでいいのかもしれない

今までは自分の世界を深掘りすることにあまりにも夢中になり過ぎた

それは、たった一人でどんどん地中深く穴を掘っているイメージ

それがスゴく楽しかったし、誰かと協力して掘りたいとも思わなかったから、他のみんなが明るい地上でワイワイガヤガヤしているのも無視して、ただひたすらに深く深く地中へと穴を掘り進めていった

でもやっぱり、そこは暗くて狭くて風通しの悪いところだった

でも、今更地上に上がる術は知らないし、助けを呼んでも穴が深すぎて地上の人たちまで声が届かない

そして、いつの間にかその暗くて深い場所が自分を守る場所になっていた

確かに一人ぼっちで寂しいけれど、誰かに攻撃されることはない

確かに楽しいこともないけれど、嫌なことも少ないし、自分の殻にこもるにはもってこいだった

だから、地上に出ようとはせずに、穴を掘り続けた

もっと素晴らしい自分になるために
理想の自分に近づくために

しかも、今まではその穴の存在を秘密にしていた

ひとりで穴を掘っていることがみんなにバレないようにこっそり隠して穴を掘っていた

みんながワイワイやっているのに、ひとりでザクザクしてたら怖がられてさらに孤独になるのが怖かったから

最初に穴を掘り出したのはいつからだっただろう

それは定かではないけれど、穴を掘り出した当初は、穴を掘るのと地上に出ることを両立できていた

ひとりで穴を掘るのも楽しかったし、地上に出てみんなでワイワイやるのも楽しかった

でも次第に、自分でも気づかぬうちに穴を掘ることの方が大事になっていた

地上に出るのが億劫になって、その代わりに懸命に穴を掘り続けた

みんなが地上で楽しんでいるうちに、誰よりも深い穴を掘ろうと躍起になっていた

地上に出ることが極端に少なくなり、地上に出ても穴の存在は秘密にしていた

いつか完璧な穴が完成したらみんなに伝えようとしていた

自分で納得できる深さに辿り着くまで、絶対に教えないつもりでいた

でも、その孤独に耐えられなくなって、田村さんには穴の存在は教えた

穴を掘っていることと穴の中で見つけたものを少しだけ共有した

でも、その穴はまだ自分だけのものだった

あべさんには穴の存在もその中で見つけたことも共有した

そして自分の穴とあべさん自身の穴とを繋げた

ふたり別々の場所で掘った各自の穴をトンネルを作って繋げた

田村さんもあべさんもその穴の深さには感心してくれた

でも、俺はその穴に入ってきてもらおうとはしなかった

俺の穴は俺の隠れ家で、相変わらず俺はそこに閉じこもっていたいままだった

でも、それももう終わりにしようと思う

すこし、みんなのいる地上に出てみようと思う

そこは確かに危険が多いし、ずっと地中にいた俺には眩しすぎるかもしれないけれど、

地中の暗さと息苦しさに一人では耐えられなくなってきた

今までだってたまに地上に顔を出したことはある

一人で穴を掘るのが辛くなってその楽しくて明るい世界に触れたくなって穴の外にでるんだけれど、何か馴染めない

穴の外でどう振る舞ったらいいか分からずに、周りは相変わらず楽しそうにしているのにひとりだけ浮いてしまってすごく居心地が悪くなる

そしてまたすぐに穴に戻る

穴に戻ると、ホッとして落ち着いてしまう

そんなことばかりだったから、どんどん地上に出るのが嫌になって怖くなって、穴の中にいることを無意識のうちに正当化していた

それでどんどんまた地中深くを目指す始末

でも今なら、また以前のように地上にでてみんなと楽しめる気がする

地上で楽しむことにまだ恐怖は感じるけれど、前のような地上でワイワイしている人たちへの嫌悪感もなければ見下すような意識もない

そして、地上に出るか出ないかは自分で決められる

地中に残るか地上に出るかを決めるのは自分自身

すこしずつでいいから、地上にでてみようと思う

普通に仕事して、普通に恋愛して、普通に遊んで、普通に飲み会して、

そして、普通に傷ついて、普通に嫌なことがあって、普通にイライラして、普通に喧嘩しよう


それは言い換えるなら、ずっと深掘りしたが故に得た大切な「気づき」たちを、人生を楽しむために使おうということかもしれない

その気づきを自分の理想像に近づくための道具とするのではなくて、誰かと共有し楽しい時間を作るために使ったらいい

気づきを得た崇高な自分になることで優越感に浸るのではなく、色々と気づいた自分をただ認め、あとは楽しく生きたらいい

この際、今までの気づきだって忘れてしまって構わない

地中で見つけた宝物を見せびらかす必要なんてない

その宝物はわざわざ見せびらかせなくても自分の中にちゃんと輝いているから

ずっと地中にいたから泥だらけで、それが故に周りから変な目で見られることもあるだろうけれど、それもきっと最初のうちだけ

地中にずっといた俺だからこそ見える地上の世界がある気がする

今まではあまりにも生真面目すぎた
そこに恐怖と深刻さも追い打ちをかけるもんだから、スゴく不自由になっていた

マッキーたちに固執し、平凡であることを悪とし、そんな自分は認めたくなかった

どん底生き地獄からの返り咲きを経て悟りの境地にたどり着く、どこか浮世離れしていて、お金と社会から自由になり、やりたいことを仕事にしていて、この世の真理を理解し、それを地上でワイワイしている凡人たちに語り助けてあげる

いつ間にかそんなことを理想像にしていて、それ以外の選択肢を嫌い見下していた

でも、それこそアテンションの固定

「〇〇でなければイケナイ」に縛られすぎていて不自由極まりなかった


これからは、もっと楽しく生きたらいい

頭でっかちにならずに、気楽になんくるないさで生きたらいい

アテンションを固定せずに、自由に生きたらいい

ずっと地中で苦しんだからこそ、それができるハズ

そして地上に出たそのあとは、ずっとひとりで掘っていたその穴を広げたらいい

今までの縦に縦に深く深く掘っていた穴を、もっとこうお盆型にするイメージ

今までの穴はそのままで、それを横に広げていく

その穴にみんなが入ってその世界を垣間見れるように

どこまで入るかは相手次第で、別に強制はしない

穴を掘っていたことを教えることで、去っていく人もいるかもしれないけれど、穴を深く深くで掘るのは疲れたから、もうこっそりひとりで掘るのはやめてみんなと楽しく掘ったらいい

そうすれば、穴の風通しも良くなるし、光も当たってすこし明るくなる

もしかしたら、今よりもずっと出入りもしやすくなるかもしれない

それに、お盆型にすれば崩れにくい

ひとりで縦に狭い穴を掘っていた時は、その穴はとても崩れやすかったし、もし崩れても誰も気づかずに生き埋め状態

でも、穴を広げてお盆型ににすれば、崩れにくくなるし、崩れた時に他の人がそれに気づいて助けれくれるかもしれない

そんな風にしてこの深く狭く暗く孤独な穴を、広く強く明るく安心できる穴にしていこう

そしてもしかしたら、そのようなスタンスで穴を掘っていくと、今までよりももっと豊かで味わい深い宝が見つかるのかもしれない

しゃかりきに踏ん張って穴掘るのではなく、まるでゆるやかな流れに乗るようにスムーズに、そして楽しげに、
今までひとりでは辿り着かなかったであろう深さと広さまで探求できるのかもしれない

そしてもしかしたら、俺のほんとうにやりたかったことは
ひとりで穴を掘って見つけた宝物を、こっそりしまいこむ事ではなくて、
誰かと一緒に掘った穴で見つけた宝物を、その人と共有する事なのかもしれない