糸数カメ / じゅり馬 | だいすけの沖縄音楽紀行?

糸数カメ / じゅり馬

糸数カメは、1915年に那覇で生まれ、8才から辻の遊郭で芸事を習った唄者である。

僕が初めて彼女の唄を聴いたのは仕事中の車のなかでラジオの民謡で今日拝まなびらを聴いていた時だ。曲は丘の一本松で、実況録音盤だった。

彼女のあまりにパワフルな歌声に圧倒された記憶がある。

僕はすぐにマルフクレコードから出ているうちなー女の心うたと言うテープを買い聴いてみた。

じゅり馬はそのテープに収録された一曲で、これを聴いて僕は彼女のファンになったのだ。


じゅりとは尾類と書く。遊郭にいる遊女の事だ。

じゅり馬は毎年行われる遊女達の豊年祈願祭りじゅり馬すねーで使われる。

綺麗に着飾った女性達の行進のバックで流れるのだ。

宮本亜門が監督した沖縄えいがビートで、再現シーンがあるので興味のある方は見て欲しい。


糸数カメじゅり馬は、悠長な行進曲ではない。

16ビートのリズムに銅鑼が鳴り響き、その炸裂する歌声はソウルフルだ。

沖縄には美ら声と呼ばれる女唄者は多数いるが、パワフルと言う意味では彼女が最高と断言したい。


惜しいのは彼女の単独名義のCDが無いことだ。

知名定男とのカップリングはあるのだが、もったいない。是非、復刻して欲しいものだ。


オムニバスなら数枚出ているので紹介しておく。


アーティスト: オムニバス, 嘉手苅林昌, 嘉手苅林次, 大城美佐子, 大工哲弘
タイトル: 〈COLEZO!〉沖縄島唄ベスト

後、上述の知名定男とのカップリングCDもどうぞ。ジャケ写無しで申し訳ないです。

アーティスト: 糸数カメ, 知名定男
タイトル: 沖縄島唄