今年の3月に事件が発覚した、小林製薬の紅麹サプリですが、おそらく紅麹菌が原因ではないということが、厚生労働省の研究班で分かったそうです。
もし紅麹菌が作り出す「シトルリン」が引き起こした腎障害ではないかという可能性は、
・遺伝子的にシトルリンを作りだす能力のない紅麹菌であった。
・また、紅麹菌に含まれるモナコリンK(スタチン)の副作用で起こる可能性のある腎機能障害(横紋筋融解症)ではなかった。
ことから否定されているとのことです。
原因としては、
・事件になったサプリメントの製造時期が集中していること
・2か所の製造工場から検出されていること
製造過程で混入したアオカビの一種「プベルル酸」であることが分かっているそうです。
でもプベルル酸は、ほとんど研究されていないような未知の部分が多いカビだそうで、確定には時間がかかるらしいです。
また、倦怠感、食思不振、尿の異常を訴える人が多かったことから、紅麹サプリが原因で発症したのはファンコーニ症候群(重金属、薬剤、漢方薬などでも起こる腎障害)で、モナコリンKが原因で起こる可能性のある腎障害とは異なったそうです。
紅麹菌は、古くから紹興酒や紅白饅頭の色付けにも使われてきた食品なので、安全性は確認されているそうです。
1日も早く風評被害が落ち着いて、紅麹菌の濡れ衣が晴れて、再使用できるようになることを願います
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7月1日から、
「大切な自分と家族の健康を守る食事を学ぶクラス」
がスタートしました。
メキシコ各地から6名の方が参加してくださり、嬉しいです。ありがとうございます。
週1回の配信と月1回のオンラインクラスの予定でしたが、オンラインクラスでお伝えする内容を、少しずつ配信して日常生活に活かしていただけたらと思いなおし、配信回数が少し増えるかもしれません。
参加者の方々のご意見もいただきながら、お役に立てるものを作っていきたいと思います。