そう言うから、シチューを作ったから、終わったら食べてくれたら、と、店に持ってたら。
店は、真っ暗、やってない。
パパの家の鍵を開けて、冷蔵庫にシチューを入れて、玄関を見たら。
仕事の革靴が置いてある。
最近、理由をつけて、うちに帰って来ないし、ラインも既読に成らない。
いつも、パパが、一緒に居る、て、言ってた人と、会った。
この前の、お通夜から、会って無いて、あれは、7月かなぁ?
いつからだろ、8月に入ってからかなぁ?
スマホにロックを掛けてるし。
ラインを頻繁にしてる。
店以外、煙草もお酒も飲まなかったのに、最近は、違う。
でも、籍が入って無いし、パパの店の横には、私が、娘が小学校に入り、店に出なく成ってから、入り込んで来た、35年前の、パパが最初の結婚の離婚の理由に成った、元愛人が、店の一部を改装し、自分の会社にして、3年前から、毎日、朝から張り付いてる。
パパは「あの子は、いい子だから、見栄えもいいし」てさ。
こないだも、パパが帰って来るまで、待ってたみたい。
店の裏に、パパは、住んでるからね。
私は、影の存在だから、グッと堪えて、我慢、我慢、苦しくっても、悲しくっても、耐えないと、パパから、別れ話が来るまでは。
今は、まだ、嘘をついて、私に隠してるから、騙されていよう。
ただ、いつもより、他人の様な冷たい態度が、私の心を締め付ける。