朝トーストの焦げる匂いと
君の不機嫌な寝癖が混ざり合う
「おはよう」って少し掠れた声
それだけで今日は良い日になる予感がした
急行の電車揺れるつり革の隙間
偶然目が合って二人で笑うだけ
特別なんてない特別なことなんてない
だけどこの退屈を分け合えるのは君しかいない
夕暮れが街をオレンジに染めて
影が少しだけ伸びていく帰り道
繋いだ手から伝わる体温が
明日もまたここで続いていくと教えてくれる
君のあくびも買い忘れた牛乳も
全部抱きしめていたいよ
平凡な毎日のその隙間こそが
僕らの愛を育てる場所だから

