前回まで
「 羲 」について、中国において
文字の成り立ちが、ミトラス神のタウロクトニー
そのものである。と解き明かしました。

「 羲 」という言葉の本来の意味を
見ていきます
百度百科の第一に、「伏羲」を参照しなさい
とありますので、羲は第一に「伏羲」のこと、といえるかと思います。次に
a.伝説上の天文暦の責任者である羲氏・和氏のこと
 b. 神話における太陽戦車を駆る神
c. 神話における太陽の母 
 
太陽戦車とは、まるでビガに乗る
不敗の太陽神ソル・インヴィクタスのようでもあり、ほかにエジプト神話との相似性もありそうです。

3つ目の意味が、「羲」のみで
「羲和」のことである、とあります。
この太陽母神「羲和」の夫の名が
「帝俊」であり東華の呼び名である「帝君」=日本人にはごく軽い濁音に聞こえる
「ディーチン」と抑揚は違いますが、
帝俊Dì jùn 帝君 dìjūn で、
発音記号では同じです。東華帝君に神話上
の上古神である「帝俊の意味を重ねて
呼んでいるのでは?なんて考えすぎでしょうか。
 
この帝俊と「羲和」の子どもが金鳥である
ことにプラスして、帝俊のもう一人の妻が
月を12個生んだ神「常羲」で暦を作った
とされます。「羲和」は太陽を10個生んだ神です。
 
タウロクトニーとの共通点をここでも
見出すことができます。伏羲と同等の存在でもある東華帝君、
その呼び名と同発音で人々が認める
神話上の上古神「帝俊」の二人の妻=太陽と月の母神はまるで

二頭立ての二輪馬車ビガに
横たわる月の女神ルナが
「ミトラスと太陽神ソルの融合
 =契約を表す握手場面」を見守っているレリーフ上部の、

上部赤い服がミトラスと太陽神、
木を隔てて月の神👇

メタトロンの代わり身である
ミトラスが月と太陽と和しているのと
相似性を感じるのです。
 
 
ところでミトラスはアルテミスが変化したもの、という説を唱える方があります。➡
研究・翻訳者富田章夫氏の雄牛考察記事リンク 



真偽は、石碑や文献を百個30年かけて
検証した末に「当時の人々・文化の流れは
そうだったのかもしれない」という推測を超えたなにかを実証できる
人物の出現を待ちたいものですね。

処女神では、男性性欲をコントロールする
ことはできませんので、男性が憧憬を寄せることのできうる
圧倒的な神々しさ強さ=
「負けることのない太陽神」
(=ソル・インヴィクタス)を併せ持つには、男性神でなければなら
なかったでしょう。ミトラスはその造形から大天使ミカエルの
エレメントもからんでる、と私は
見ています。
情熱・清潔さ・強固な意志・実行力・・・ミカエルそのものではありませんか。
 
「伏羲」の特徴に 蛇の胴体、鰐の顔
(百度百科より)という描写と、龍と認識されている
(日本語ウィキペディア‘中国の竜’より)私の主張するメタトロンという全体性を
もつプラーナである存在の特徴と同じです。

「東王公」の特徴に 大きな石の部屋に
居住、鳥の顔をしている(百度百科より)
というのがあります。古代エジプト・トート神の特徴と同じです。

「東華帝君」の特徴 ドラマのセリフ
「帝君は石からうまれたので
感情がないのですby 司命星君」
感情はともかく、こちらもトート神の
特徴と同じです。
 
これらをつなぐものこそ
大天使メタトロンです。古代エジプト神トートは体験上・波動の
体感・話の内容においてメタトロンの
分霊です。メタトロンはドラマの
東華とハリポタの映画のスネイプ先生を
通して私につながってきました。私の些末な虚構登場人物への
思い入れにアクセスしてきた
ことに私が気づいた)のが、私のスピリチュアル開眼の始まりなのです。当時まだ明瞭にチャネリング
できていませんでしたが、オーブのような光が画面から自分の
体に入り込む体感がすでに起きていました。

今回仏画をいくつか見て、結局ヒンドゥのブラフマンの項目を
読んだのですが、なんのことはない、インド仏教のブラフマンはメタトロン
そのものです。
 
そしてミトラス記事を書いていた
1224日から25の日が変るそのさなかに、
私が透視で見た「マハーカーラ」の猛々しくも精妙な青と赤のエレメント。それが摩多羅神につながっているのです。

ウィキメディアコモンズより
マハーカーラ

つづく