前回
このテーマで今の自分の想いを書きましたけど
私にも「ゆっくり」手探りで歩いていた時期があります。

外に出るとなると軽い動悸がし
胸が圧迫され呼吸が浅くなり
「このまま出掛けても大丈夫なんだろか?」
って思うことが続いてばかりいた時期。

最初は発作が出るのが怖くて
ゆっくりでいいんだからと言い聞かせて
自分のペースで出掛けると思ってても無理だと思ったら辞めたり
出掛けるにしても「ヤバイ」って思ったらすぐ引き返そうと
自分の逃げ道を作り
出来る限り自分を追い込まないようにしながら
努力を続けました。

これは、誰もが通る道だと思います。
何事も段階がありますから、
自分を追い込まないようにちょっとずつ努力するのが
私の独自のやり方でした。

病院行ってないですからね~私(^^ゞ
全部オリジナルです~やってること。
だからあんまり参考にはしないでください・・・

そんなある時に、フジテレビで人気があったドラマ
「西遊記」が映画化するってことで
告知をよく目にするようになったんです。

その時に流れていたのが「旅人」と言う
高杉さと美さんが歌う
ちょっと独特な雰囲気を持った曲でした。

この曲を聞いたときに
体の中で我慢していた想いのようなものがあふれ出るように
涙が流れたんです。

本当の私はこんなんじゃない。
「大丈夫かな?」と
ほんの少しの具合悪さをも見つけようとするような
おびえた心。

恐怖と不安を背負って歩くように
何をやっていてもいつも怖くて・・・
笑っていても
ふと体に違和感を感じると不安になって・・・
楽しいことやってても、全く楽しめず
自分で自分をがんじがらめにしていた。

だから必死で強くなろうとしてたんです。

だけど、そんな簡単に強くなんてなれません。
出掛けるときに勇気が必要なのに
その勇気が出ない。

だから私は自分にいつも暗示をかけていました。

「私は出来る」
「大丈夫だから気にするな」
「強くなれ!もっともっと私は強いはずだから!」

そんな言葉を玄関で呟いて心に叩きつけながら
出掛けたものです。

この曲を聞いたときに
そんな自分と歌詞の中の主人公がダブったのかもしれません。

そんな私の心の中の葛藤や努力を
解ってもらえた嬉しさもありました。

必死でもがいてる自分が居て
必死で強くなろうとしてる自分が居た。
それと同じように「強くなれ」と叫び
一人で闘うこの歌詞の主人公は
最後に「星になる空を君は見てて」と
一人で歩んで行こうとする終わり方をします。
そのたくましさに心打たれたんです。

私もそうなろうと思いました。

怖いから誰か一緒に居て!
じゃなくて
怖くても人は自分と闘えるのは自分だけです。
だから、見守ってくれる人におんぶにだっこじゃなく
見てくれてる人が居れば一人で歩かなきゃいけない。
自分の人生なんだもの!
一人じゃないんだから、
一緒に歩いてくれてる人がいるんだから甘えずに
私は強くならなきゃいけないと思ったんです。

この曲を聞くと
あのときの自分を思い出すし
今でも
弱音なんてはいてちゃダメだって思わせてくれる
私に勇気とやる気を与えてくれる曲です。

ちょっと歌詞が切ないのですが(^_^;)
私の大好きな坂元さんが詩を書いていることもあるかもしれないけど
私はとても気に入ってます♪

旅人←(歌詞はこちらで見れます)

気になった方は聞いてみてください☆