小さい頃は本が好きな子供でした。


ホントに小さい頃です。

文字も読めないような小さい頃。

文字を読めないのに

大人に毎日同じ本を読んでもらい

そこに書かれてた物語を暗記してしまうほどだったみたい。


覚えてないけど(笑)


だから小さい頃は絵本が沢山あったのよ。

本だけじゃなくて

紙芝居もいくつかあった。


そんな中で今でも覚えてる絵本があります。


「ふくろうのそめもの屋さん」


っていうお話。

知ってる人もいると思うけど

改めてこの本のことを記事にしようと思って

調べてみてびっくりしました。


お話の一番大事な所が変わってしまってて

教訓も何もないんです・・・


絵本って言うのは

短いストーリーの中に

子供向けの教訓的な要素が入ってるはずでしょ。

なのに、調べてみるとことごとく

私が小さい頃に持ってた絵本とは内容が変わってしまってるんです。


それも微妙な違い。


結果的にカラスが真っ黒になるのは同じ。

だけど、そうなる経緯って言うのが

全く違うんです。


例えばこれ とかこれ などは

フクロウが故意にカラスの色を黒くしています。

ですが、私が読んでいた絵本の内容では

フクロウはとっても良心的な染め物屋さんだったんです。

客の注文を一生懸命聞くあまり・・・

ってなるはずなんですけど、この違いに驚いて探し回りました。


で、見つけた

私が小さい頃読んでた内容と一緒かな?

って思うのはこれ です。


だけどね、

3つ紹介したけど、

共通してるのはなぜフクロウが夜行性なのかって言う理由。

それは共通してる。


どうして話が変わったんだろうと思った時にね、

色んなパターンで書かれてるって場合も考えられるんだけど

もし、これが時代とともに変えざるを得なくて変わったのなら

哀しいなって思ったんです。


今では「ちびくろさんぼ」って話は差別用語になるとかで

この話を子供にしないって聞きました。


私が小さい頃に親しんだお話を

今の子供たちが知らないって言うのは

なんか哀しいです・・・


少し前にヤフーニュースでちらっと見かけた中に

著名な作家さんが自分たちの作品を

無断で改変して載せた教科書を発売した会社を訴えてました。

作品自体の良さをそっちのけになってる教科書って

どうなんでしょう・・・・


そんな色んなことが重なったからか

この絵本の内容が変わってることも

何だか複雑な思いです(~_~;)