ブログを更新するたびに読んでくれてる方☆
覚えているでしょうか・・・
「鴨川ホルモー」を楽しんだ後で
全く話の中に入ることができなくて
読み進められない本があったことを―――
そう、
それが「パズル・パレス」です。
ダン・ブラウンさんの処女作なのですが、
この作家さんは
あの「ダ・ヴィンチ コード」や「天使と悪魔」
を書いた方です。
この処女作は、読まれた方の書いた感想で
高評価だったので読んでみようと思って借りました。
最初、
どうしても「鴨川ホルモー」の余韻が頭から離れず
何度読んでも物語が頭の中に入ってこなくて
困った挙句に、
上下巻あるもんで、返却期限が来ても読み終わらず
泣く泣く延長しました。
延長を申し出たころには
ちゃんと物語の中に入り込んで読み進めることが出来ていたので
その後はペース速かったです(^-^)
この物語を全体的に表現するなら
あのアメリカドラマ「24」のCTU内の緊迫感・・・
って感じかな。
もちろんテロがどうしたって言う話でもないし
捜査員が
「巻き込んでしまったことを、本当にすまないと思う」
と言いながら事件を追ってるわけでもない!
この物語に出てくるのは
NSAの主任暗号解読員として抜群の頭脳をもったスーザンと言う女性と
その彼である大学教授のディビット。
スーザンの上司で切れ者のストラスモア副長官。
そして、ディビットの後を追う銀縁眼鏡の男。
主にこの4人が物語の中に登場し
その4人の周りで様々な事が身に降りかかりつつ
1つの暗号に翻弄されて行くってお話です。
この1つの暗号って言うのキーで
その暗号を残して、一番最初の場面で死んで行く
タンカドと言う日本人。
全てはそこから始まってるのよ。
その人の死は自然死だったのか殺人だったのか?!
それさえもあいまいなまま、物語は進んで行き
タダの大学教授のディビットはとんでもないことに巻き込まれるし
スーザンは、会社に監禁状態になる・・・
そこに社内の何人かの人が絡んでくるし
物語が進むごとに、徐々に人が殺されていく。
ミステリーの要素と迫りく緊迫感
小説を読んでる感覚ではなくて
ハリウッド映画を見てる感覚だったのよ。
この人は物語って「ダ・ヴィンチ コード」を読んだ時もそうだけど
映像化した方が解りやすいし、しっくりくる感じを受ける。
ただ、この方の本は今回で2冊目だけど、
前の「ダ・ヴィンチ コード」の時もそうだったように
前置きが長い・・・
そして、一つ一つの説明が細かくて、そのことに通じてない人でも
読めばちゃんと理解できるんだけど、説明が長い・・・
それでも、その説明がないとしっかり内容は把握できないほど
この小説は、取り扱ってるもの自体が難しい。
コンピューターに精通してないもので、
言ってることがチンプンカンプンなんだけど、
「だいたいこういうことなんだろうな」と思いながら読んだのよ。
よくわからないんだけど、状況はつかめると言う
不思議さ!
これってこの方の小説の独特なもののような気がします。
そして、前半の途中までは説明に時間を費やしてるけど
物語が展開し始めると、あれよあれよと・・
息をつく暇もないほど二転三転し始める。
しかも、書き方がね。
色んな場面で怒ってることと連動して話が進むから
NSAでのスーザンの場面を書いてある後、
場面が飛んでディビットがいる場所での出来事に変わり、
そこで書かれてる流れが一段落したと思ったら、
今度は別の新しい場面の話が書かれ始める
と言った風にホントに映画のようにカット割りがしてあって
ちょっとずつ読もうと思ってる人には向いてないかもしれない。
それでも、最後にはしっかりそれらの場面がなぜ必要だったかが
わかることになる。
物語が進むにつれて読んでいて軌道に乗ってくると
先が気になって仕方なくなるし
ラストはね、そう来たか~って言う感じだった☆
この作家さんは、こういう感じで終わらせるのが好きなのかもしれない
って思ったんだけどね。
「ダ・ヴィンチ コード」を見た人はわかると思う。
主人公の博士が探していた聖杯がどこにあったか!
そう♪
だからこの「パズル・パレス」も探している
最終的に必要なものは・・・・(* ̄m ̄)プッ
てな感じです。
ネタばれしないように書いたらこうなりました(笑)
読んでない人にとってはチンプンカンプンですよね~
でもね、これを読んで実際に読んでみたいなって思った人がいたら
嬉しいなって思って書き方変えてみました(^-^)
この方の物語は上巻の三分の一は説明で終わるけど
それを我慢して通り越したら、スリルとサスペンスって感じで
ハラハラドキドキするほど話に入り込んでしまう。
残すは「天使と悪魔」ですが
予約中の文字も見えるほどの人気なので
しばらく借りれないでしょう(笑)
図書館で借りた本は、読み終わったので
今週返却しますが、その後はしばらく借りにはいかないと思います。
東野圭吾さんの本がたくさんありますので(^v^)
まずは「私が彼を殺した」を
もうすでに読み始めてます。
よって、しばらくこのテーマはお休みになります♪