私は辛い思いをしても
時間とともにその色が褪せてしまい
出来事は覚えていても
その時の気持ちや感情までを
リアルに思いだせないことがある・・・
若年性痴呆ではないですよ(笑)
私がパニック障害の初めての発作を出した
あの場所での悪夢は
ずっと私自身を死への恐怖を与え続け
その不安と恐怖で発作を繰り返すと言う
悪循環にも陥っていました。
だけど、あれだけ何年も
あの時のことを思い出すだけで怖くて
誰かに話そうとしても
怖くて途中で言えなくなったり
涙が出たりしてたのが
嘘のように、今はそんなことない。
忘れてしまってはいけない過去の
辛かった日々は、
その出来事だけが記憶に残り
感情はいつしか「こうだったな」と
客観的に思いだすだけになって行った・・・
自然になって行ったわけじゃない。
私はその都度、越えなきゃいけない壁を
自分なりの行動で掴みとってきました。
辛い時期に嫌だった事の中に
人に心配されること。。。と言うのがありました。
心配をかけてしまっていると言うのが
何よりも辛かった・・・
この子は具合悪くて出来ないからと
体調を聞かれる前に決めつけられるのが
悔しかった・・・
だけど、一番悔しいし辛かったのは
自分の心と体が結びついてないこと。
何ともないひとときに
いきなり出る発作に慌てて
心がそれを受け止められず
パニックに陥ってしまう・・・
大丈夫、発作だから大丈夫。
って思っても、
「死ぬかも・・・」
「このまま倒れちゃうかも」
「息がしにくい・・・・空気がないかも」
ありとあらゆることがいっぺんに
脳裏に浮かぶあの感覚は
体験した人にしか解りません。
過去の辛かった記憶が薄れていくのは
自分にとって、何でもない日が当たり前になってる証拠
なんだけど
それらの辛かった記憶が
なかったかのようになってしまうのは
行けないんじゃないかと思ったりする。
そういう
誰でも経験することではない出来ごとを
自分の身で経験したなら
その試練に立ち向かって闘い
克服するのと同時に
その辛さを経験し学んだことは
覚えておかないと!
そう思うのに、
私の脳は、辛かった記憶を
自己防衛のために消し去る努力を惜しまない気がする・・・
それなら、それでもいい。
ただ
私は私が辿ってきたことを
もう一度振り返って一つ一つ書きだすことで
その都度、何を感じていたのか
どう乗り越えたのか
何が有効だったのか
どんなきっかけがあったのか
・・・・・を、自分の心に焼きつけるまでだね。
思い出すことを
怖いと思わなくなったのは
2、3年前から考えると、
確実に進歩している。
外に出られなかった自分が
本当にその過去の中に居たのだろうか?
って思えるほどに。
私はこの病気で何を学んだのか。
何を学ばなきゃいけなかったのか。
もう一回自分に問い
成長して行きたいと思う。
(自分自身の中での想いの整理の記事です。
意味不明な箇所がありますことをご了承ください)