先日、この本を読んでる途中で

あまりにも面白いので記事を書いた

「ホルモー六景」


「鹿男あをによし」って言う

ドラマ化した物語の原作を書いたのも

同じ人で


万城目学さんっていう

作家さんの作品です。



「鹿男あをによし」も

とっても独特なお話だったんだけど

この「ホルモー」もかなり個性的で

面白かったです☆



映画になった「鴨川ホルモー」の原作は

今予約してる真っ最中なので

図書館に届き次第連絡が来るようになってますから

まだ読んでいません。


そこに登場する人たちも

話の中に出てくるんだけど、

まぁ~個性が強い!(* ̄m ̄)プッ



私が一番面白かったのは

第4景のお話「同志社大学黄竜陣」です。


注:ここからは小説の内容に深く触れ

  ネタばれ(内容や結末がわかる書き方)してます。

  読んでない方は、スルーして下さい!


この短編では、

主人公の女性が、浪人してまで入った

同志社大学のある部屋で見つけた箱に

「horumo」のことが書かれた英文を見つけ

翻訳することから始まります。


サツマイモの家がどうしたとか言う内容の

その英文を翻訳した主人公の女性は

留学生のウー君にそれを見せます。

そこで、初めてそれが「サツマイモの家」ではなく

薩摩藩の家だったことが判明したり(笑)


英文の続きに

「horumo」の復活に関することが書かれ


「ホルモーの復活に関する事」


という文を読み


「伸ばすのよかよー!ホルモー・・・」


って突っ込んでいたりするのが

やけに面白くてね~(* ̄m ̄)プッ。


たまたま、その箇所を読んでいたのは

母の通院の付き添いで言った

病院の待合室のソファだったこともあり

声に出して笑いたくても笑えない。

でも、じわじわ笑いが湧きおこるのを止められなくて

一人で本を読みながらにやけてました(笑)


それだけじゃなくてね~

全体的に、話が色んなことがらを交差するのよ。


たとえば、物語の中に出来た

本屋さんに並んでいた本の作者。

その人のことを「こんな人」って感じの

くだりがあったかと思えば

後々読み進めると

それが芥川龍之介さんだったとわかったり。


アルファベットを重ねた外人さんの名前が出て来て

何気なく読んでると

それが北海道に銅像がある

クラーク博士のことだったとわかったり、


一番最初の物語での出来事が

4番目の物語のラストに登場したことで

「なるほど!」これが・・・・(@_@;)

って感じで話のつじつまがあったり


ホルモーをするようになると

何かしら身の回りで変化がおこるらしい・・・

ある女子学生はホルモーをするようになり

長持ちの中にある木の札を使って

不思議な文通を始めるんだけど

その相手が読み進めて行くと

歴史上に登場するような出来ごとに

巻き込まれる人だったりする。

そこで出てくるのが、織田信長との関連。

そして、物語の途中で何度も女子学生と出会う

ちょんまげ姿の高村君(笑)が

この織田信長や文通相手とのことに

大きくかかわってくることになる


という風に、


単純な物語を短編で書いてるようだけど

どこかがどこかにつながっているって言うのも

読んでいて楽しかった☆


ネタばれを注意してはいるものの

やっぱりハッキリと最後までは書けないなぁ(^^ゞ・・・


最後までとっても楽しめた物語でした。


結局、この話は

「鴨川ホルモー」の前作なんだろうか?!

続編なんだろうか?!


「鴨川ホルモー」を読まなきゃ

わからない・・・・


早く届かないかなぁ~♪

待ち遠しいです☆