延長させてもらってやっと読み終わりました。
畠中恵さんの「うそうそ」
病弱で何度も死にかけているという
日本橋の大店の若旦那が
旅に出ると言うお話☆
ドラマにもなったものだから
見た人もいると思うんだけど
畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズの一つです。
「しゃばけ」がドラマ化して放送され
それを見て原作を読みたいと思って探してたら
見つける前に第二弾がドラマ化。
それが「うそうそ」でした。
最近になってやっと「しゃばけ」を見つけまして。
それを読み終わってすぐに
この「うそうそ」を見つけたもんだから
「しゃばけ」シリーズの2作目だと思いこんじゃってたんですが
2作目ではなかったんです(爆)
本の帯に思いっきり シリーズ第5弾 と
書かれてるのを見て・・・言葉を失った(笑)
1作目を読んでいきなり現在7作ある中の
中途半端な章を読んだってどうよ(^▽^) ハッハッハ!
なもんで!!
図書館で借りましたよ~2作目を☆
それが「ぬしさまへ」でした。
どちらも読んでいると、最初は読む速度も遅いんですが
徐々に先が気になり、読めば読むほどはまり込んでしまって
水曜日に借りたんですが
この土日でかなり詰めて読んだので
どっちも読み終わってしまいました。
妖しの出てくる本なので、
そういうのに興味がない人には面白みはないでしょうけど
私は結構楽しめています。
一番の楽しみ方は、原作を読みながら
ドラマの登場人物を頭の中で描いてること♪
若旦那はどうしてもジャニーズの手越君になっちゃうし
いつも若旦那の傍にいる手代の二人でもある
佐助(犬神)は、高杉亘さん
仁吉(白沢)は谷原章介さん
屏風のぞきは雨上がり宮迫さん
などなど・・・
本の表紙には絵が書いてあって
登場人物らしい人たちが描かれてるんです。
ちょうど、上に紹介したサイトのトップページに出てるのが
本の表紙に書かれてる絵です。
でも、私の中ではドラマの登場人物しか浮かばない。
んでもって、どうしても時代小説なので
現代文章を読んだ後では、なかなか文章になれるのに
時間がかかります。
でも、いくつかの時代小説を読んでいると
徐々に書いてる意味というのか
ニュアンスをつかめるようになってくるんです。
土地の名前も今とは違う呼び方があるでしょ。
そんなのも慣れてくるし、私が読む本では
よく深川が出てきます。
この位置なんかも漠然と理解できるようになるし
お店の名前なんかも時代劇で聞くだけだったのが
文字にするとこんなだったのかと勉強にもなるんですよね~♪
また武士のお給料のことを「録(ろく)」と言うとか
あんまり歴史の授業で習わなかったことも知ったりと
歴史好きの私にとっては面白いんですよね~時代小説も☆
ただ、前回読んでたのが「マーリー」だったので
いきなりの方向転換のようで、慣れるまでちょっと・・・かかりましたけど(笑)
あんまりグダグダと書いても長いだけで
読むの大変だと思うので・・・・(^_^;)アセアセ
最後にひとつ。
ぬしさまへは、出来事ごとの短編集になってるんだけど
その中の「仁吉の思い人」って話の中で
輪廻転生に関する話題が出てくるんですよね。
江原さんが話している内容と似てるので
これも私にとってはとってもしっくり来るお話でした。
しかも、とってもロマンチックで・・・・![]()
それでいて、切ないお話でした。
また、物語の主人公である若旦那は
病弱って設定なんだけど、ほんとに毎回床に伏せってる。
でも、この若旦那が物語を通して
徐々に成長して行ってるように読んでて感じるんですよね。
仕事をすることはほとんどなくて、
病気を治すのが仕事のような生活をしてるんだけど
それでもお店の後とりだから
今の自分に何が出来るだろうって考えているところに
ジ~ンときちゃいます。
私も病気をして横になってる方が長い時期を過ごしたから
気持ち分かるし、そんな中でも今の自分にできることから
少しずつ考えながら実行することで今がある。
改めてこの本を読んでると、その時のことを思い出し
努力の積み重ねがいつかあっと驚くような結果を生むんだから
コツコツと出来ることから努力して行こうと
思わせてもらいました。
早く続きを読みたいです・・・・
明日は図書館が休みなんで
火曜日には早速仮に走りたいと思います![]()