今行われているEUROもいよいよあと2試合を残すのみ。


決勝トーナメントあたりから毎試合リアルタイムで見てるので、かーなり寝不足ですが、今回のEUROはマジで面白い。


先日のトルコ対オランダ戦なんか、まさに意地と意地のぶつかり合いで、小国トルコといえどあなどれんなーと思いました。


トルコとすれば、追加点を取れなかったことが痛かった。


あそこで2点差にすれば、間違いなく勝っていただろう。


後半も半ばを過ぎたあたりでオランダに同点に追いつかれ、こうなればもうオランダペース。


わずか数分後に逆転ゴールを決められ万事休す。


オランダとすれば、セオリー通りと言ったところでしょうか。




普段から息子のサッカーの応援をしている自分からしてみれば、先制点を奪ったあとほど、追加点をとらなければならないし、相手は前がかりになってくるから裏をとりやすくなるので、追加点が取りやすくなる。


2006年だったか、おぼろげに覚えているのは、昔のワールドカップのオーストラリア戦で、日本代表が中村俊輔のクロスなんだかシュートなんだかよく分からないやつがゴールに入ってしまって、最先よく先制したにもかかわらず、当時の監督(ジーコだっけ?)が攻めるんだか守るんだかよく分からない指示を出して、ピッチ内の選手が混乱している中、たった一人、「攻めろ!攻めろ!」とチームにゲキを飛ばす選手が日本に一人だけいた。


中田英寿である。


中田は「攻撃こそ最大の防御」であることを、イタリアで嫌というほど痛感してきていた。


しかし、他のメンバーはまだほとんどがJリーガーだったため、中田の言ってることがよく分からず、1点を守りに行ってしまった。


そして後半残り10分。


悪夢の3失点。


引いた相手にどんどん攻め込んでいけば、ディフェンスはなんとかクリアするのが精一杯。


防戦一方になってしまえば、いつか失点するのは目に見えている。


もはや、どっちがリードしているんだか分からない。


中田はこうなってしまうことを恐れていた。



結局、このワールドカップで日本はグループステージ敗退となり、中田英寿はまさかの現役引退を発表することとなる。


日本は世界では勝てない事が証明された。


中田の時代は終わった。




その次の南アフリカワールドカップでは、直前のコートジボワールとイングランドとのテストマッチでボロクソに負けたせいで世論が岡ちゃん本当に大丈夫なんか!?という論調になり、当時の監督の岡ちゃんは超ディフェンシブなフォーメーションに切り替えて、攻撃はほぼ本田一人とセットプレーに任せる、という大胆な作戦に出たのだが、長友のハッスルプレーもありたまたまそれがうまくいって、決勝トーナメント進出したのだか、あれはもう運が良かったとしか言いようがない。あれは日本の実力じゃない。


次のドイツワールドカップでは、ザッケローニがスペインを真似してポゼッションサッカーなんかやろうとしたから、日本代表はそこまでのスキルがなかったため、あっけなく敗退。


次のブラジルワールドカップでは、グループリーグの第3戦でポーランドに負けているのに、もう1試合のセネガルだかどっかの試合の情報を知って、わざと攻めにいかない、という超アンフェアなやり方でギリギリ決勝トーナメントに進出。

そんでベルギー相手に2-0までリードしながらも守りきれず大逆転負け。


前回のカタールワールドカップなんぞ、ジャガーの細ノイアー抜きシュート(明らかにマグレ)やら、三笘の1ミリやら、よく分からんうちにスペインとドイツに勝ってしまい、格下のコスタリカにはキッチリ負ける(ケイラー・ナバスは世界最強のゴールキーパーであることは間違いないけど)という訳のわからなさ。

決勝トーナメントでは大然がごっつぁんゴールを決めるもクラマリッチだかペリシッチだかにすんばらしいシュートをぶち込まれ、PK戦ではリバコビッチの前に立て続けに止められ、敗退。




なんつーかね、代表ですら、2-0、3-0で勝った試合はほとんどなくて、中田英寿の教訓が活かされてないわけです。






だいぶ話はそれましたが、明日の4時からイングランド対オランダがあるので見ます。


個人的には、イングランドのベリンガム、フォーデン、サカ、ケインの攻撃陣が半端ないので、イングランドに勝ってほしいですが、オランダもガクポやべーし、ファンダイクはつえーし、あなどれない。




やべやべ、早く寝よ。