男性が苦手な人にオススメと言っておきながら、男性が素敵✨と思えるようになる映画ではなく、「あーこんなもんだよなぁ」と余計に確信を持てる映画です、笑
その映画は、八日目の蝉という映画です
この映画は、私は原作を先に読みました
読む人によって、確実に感想が違う映画です🎬
主人公の女性、野々宮 希和子は、どこにでもいる普通の女性で、不倫したあげく、子供を産めない身体になり、甘い言葉を囁く既婚男性と付き合っている人です。
この話に出てくる男性は、弱くて、自分勝手で、口先ばかりの人ばかりです。
小説の方では、もうちょっと良い人も出てくるのですが、映画の方は出てきません。
もう1人の主人公は、その既婚男性と妻の間に生まれた女の子です
この子は野々宮 希和子に誘拐されます。
多分、不倫している女性、野々宮 希和子のことをどう思うかは、女性でも、男性でも意見が分かれそうです。
不倫なんてバカな女だと思うのか、誘拐するなんて信じられないと思うのか、しょうもない男性に良いようにされてるからダメなんでしょ?と思うのか、見た人の人生背景によって変わる感じがします
私は、この人の事を責める気に全くならないなと思ってみていました。
人は弱いものです。
好きになった既婚者に、離婚するから、ちゃんとするからと言われ続け、「本当にそうなのかな?」と思う弱さ、咄嗟に誘拐してしまう弱さ。
また、既婚男性の妻、こちらの人もかなりインパクトのある女性です。
恵津子といいますが、ヒステリックで嫉妬に狂う、女性の嫌な部分をふんだんに出してきています。
この話は、悪人は基本的にいない、その辺のどこらへんにでもいそうな人たちばかりが出てきます。
母性って、なんなんだろうとこの映画を見ていて思います
生い立ちが与える人生への影響も、なんだろうとも思います。
誘拐されたはずの女の子は、両親のものに帰ってきて幸せだったのだろうかとか、そのまま誘拐されていた方が良かったのではないか?とか、感動した!良かった!みたいな単純な感想が出てこない映画です
誰かと一緒に見て、意見を話し合うと面白い映画かなと思います!