山の端へ出掛けまして、ひとり花見をして参りました
桜を愛でるのはひとりがよろしいです
ワイワイ云いながら眺めることは出来ませぬ
去年だったか一昨年だったかは忘れてしまいましたけれども、友人と待ち合わせをしたのがたまたま立派な桜の目の前でした
私は桜の花を見つめながら待っていたのですけれど、
少し遅れてやって来た友人は、
『声をかけるのが躊躇われるような眺め方だった』と云いました
瞳の中から身を乗り出して桜の花へ向かって手を伸ばす小さな人が居る様…に感じたとか
それ、
何てホラー映画?
桜の開花が待ち遠しい訳でもないのですけれど
特別な花であることはこれからも変わらないのかも知れませぬ