嫌なもんは嫌
気味悪いもんは気味悪い
『女みたいなこと云ってんじゃないわよ、男なんだからしっかりしなさいよ』と云われましても…そこに性差は無いと思うの
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今日、病院で
玄関からずっと私の後を歩いて来る男性が居まして
病棟へ行くにはエレヴェーターを使うのですけれども、
私は先に売店へ寄ってからエレヴェーターホールへ向かったの
ですけれども、来た箱には乗らずに先に手洗いへ
手洗いから出た廊下でその男性は所在なさげに立っててね
一瞬、目が合ったの
すると顔見知りでも無いのにニヤリと笑って
明らかにアレですよ、危なっかしいカンジ(→かなりソフトに表現しております)
そして、つかず離れず私の後ろをついて来るの
途中からオカシイよねこの人明らかについて来てるよねと思いまして、
親戚が居る病棟には行かずに洗濯場へ
洗濯機の間をすり抜けて外階段を降りて行きますと足音がついて来る
多分、女性ならこのあたりで怖いと感じるでしょう…つ～か、私も怖かったし
知らない人が何でしつこくついて来るのかしら…
いやいや、ちょっと待て私
もしかして偶然かも知れんぞ
たまたま私が彼の行きたい場所に行ってるだけかも知れんぞ
とりあえず確かめてみよう
エレヴェーターに乗って全く関係無いフロアで降りてみました
ついて来る
またまたエレヴェーターに乗って全く関係無いフロアで降りてみました…そして病棟の隅々まで歩いてみました
ついて来る
私が立ち止まると向こうも立ち止まる
振り返ると目が合う
小走りで廊下を通り、内階段を走る様に降ります
足音はついて来る
気持ち悪くて気持ち悪くて
地下まで一気に降りて警備員室の前までダッシュ
若い警備員さんが『どうされました? 顔色悪いですよ』と
見知らぬ男性につきまとわれてと早口で事情を話し、自分が降りて来た階段のほうを指差しました
すると警備員さんは、
『…あっちは霊安室ですよ……………あっ!』
え?…何?
何かほわんとした光の玉の様な物が消えて行ったそうです
その後、親戚の居る病棟へ向かいましたが特に異状無し
つ～か、あの男性は何だったの