6年生朝読み
今年度初。
「さて…質問なんですけど。
目が見えない人が、絵本をかくことが出来ると思いますか?」
そんな質問から子ども達とのやりとりを。
「点字だったら出来るんじゃないかな…」「パソコンだったら…」ぽつぽつ意見が出る。
「この絵本はね、目が見えない人が言葉を考えて、絵は別の人が描いているんですけど、聞いてくださいね~」
感覚がすぐれている三宮さんの音を、私がそのように読めたかどうかは分からないけど、
6年生ならではの感覚で受け止めてもらっているような感じがした。
つづいて、「ほんやく って知ってますかね…」
「知ってる、英語を日本語にすること!」と、すぐ声が。
これ、とてもかわいくて、これを高学年に読みたかった。
その後
「人間が海の表面だと信じているものを、魚たちは空気の天井だと思って暮らしているのかもしれない。」
から始まる、じんべえざめの絵本。詩のようで、科学絵本のような、短い文章の中に、ゆったりと雄大なじんべえざめがおよいでいく。時間が神秘的に漂う絵本。
読み聞かせの後、そのクラスの女の子が健康観察ノートを提出する為保健室に走って行った。
「すっごい、好みの絵本でした…」と 大人のような感想を言われ、照れた。
umi