父は、自営業をしていた。
仕事は、かなりきつい肉体労働で、早朝仕事に出かけ、帰ってきて、夜は、家で晩酌がかかせない。
毎晩ベロベロになるまで飲んで、そのまま寝る。
そんな感じだった。
普段、あまりしゃべらず。
そのくせ、酔っぱらうと、やたらしゃべって、ご機嫌な時もあるけど、
だいたい、からんでくるので、子どもの頃は酔っ払った父も酔っ払いも大嫌いだった。(だが、今は、自分も酔っぱらう。。。情けない。。。)
私が、長男を出産した時、実家へ帰り、少しお世話になった。
父はタバコをやめてくれなくて、ぷかぷか吸う。
昼間は一応、別の部屋で吸ってくれても、夜、お酒を飲む時間帯は無理で、襖挟んでたばこの匂いが漂ってくるのが、赤ちゃんに悪そうで、本当に嫌だった。
しまいには「〇〇(長男)だって、あと20年後には(たばこ)吸うだろwっ!」とか言っていた。
まったく…出産したての、ホントにシャレにならない時期に産後の母を刺激しないで欲しいもんだ…
そんな感じだった父も、長男が幼稚園に入園する前に他界してしまった。
このところ、少し忙しくしていたので、父の日の贈り物を実家に贈るタイミングを失い、
父の日に間に合うかどうか分からないけど、送った。
お仏壇に供えてもらえるように菓子折りと、九州のお茶、それと、父が愛飲していたタバコ。
たばこって、レジで、そのまま買えるのかな?なんか、身分証明みたいなカードが要るんだっけ?とか。
えーと…やたら、種類が多くて、父のタバコは何番だ???とか。
いろいろ、知らなすぎて、挙動不動になってしまった。
それよりなにより
高っ!
600円もするのか!
値段にびっくりして、更に挙動不審になるという。。。。
ねぇ、お父さん。
20年経ったらさ、
たばこ、めっちゃ高くなってて、たぶん、長男、吸えないと思うけど。
長男、今年、成人するよ。
お父さんの好きだったタバコ、送るね。
umi