中1の “息子” が不登校です
中学校には1日も登校していません
発達に少し偏りがあります
1年間息子を見守ってきましたが、
熟考の末、復学支援の道を選びました
選ぶまでの葛藤や その後の心境を綴ります
アメリカの不登校事情を聞いたことがあります。
アメリカは、不登校の児童生徒というのは、少ないのだそうです。
なぜなら、
義務教育を子どもに受けさせない状態に対して、親・学校・社会といった
『大人の責任』が、より厳しく問われる社会だからです。
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日本でも、義務教育は
「子どもは教育を受ける義務がある」
ではなくて、
「親は子どもに 教育を受けさせる義務がある」
だということは、
息子が不登校になってから 初めて知ったのですが。。
「義務」の割に、それを守らなかった時の「ペナルティ」が、日本はないに等しいのではないかと... !?
いや、あったら私もまずいけど...!
日本では、1年2年と 子どもが学校やそれに代わる学びの場につながれなくても、親が罰せられることは まずありません。
アメリカでは義務教育期の不登校は
親の違法とみなされ、
罰金やシビアなペナルティが
あるといいます。
アメリカで上のような状況になると、
※不登校でいられる猶予期間はもっと短い
『適切な教育を与える能力がない親』
と判断され、通報をされたり、子どもは当局によって親元から引き離され、保護されます。
学校に行かせられない状態が、
“一種の虐待 (教育面でのネグレクト)”
と捉えられるようです。
アメリカ社会ではそれぐらい、子どもに教育を受けさせる大人の義務と責任は、重くて厳格ということです。
だからそうならないように、学校も家庭も、学校に行けない子どもの学ぶ機会が途絶えないよう、専門家の投入や、ホームスクールなどの学び方も含め、最善を尽くして早期解決をするそうです。
社会全体で、不登校を容認しないシステムです。
日本が同じようにできるかというと、
国の成り立ちや文化が違うので、
すぐには難しいと思います。
それでも、親や大人の責務として、
長期に渡る不登校を、許容し容認する社会の流れは、日本でも もう止めたほうがいい。
と私は最近、思っています。