まさひろさんには 3人のスタッフがいて 一応 小さな有限会社の社長でもある。

ここひと月以上の間 スタッフさんだけで仕事されてることも多く、

スタッフさんとも お互い気心が知れてきました。

たまに 一緒に仕事してるしな。

 

排水工事も 排水管をいれれば ほぼ完成なんだが

その排水管を まさひろ社長が いつまでたっても 持ってこない。

1週間も待ってるのにねえ。

 

ただ 今回の工事は うちは 仕事の依頼主ではなく 工事費用の負担もなく

でも うちの思い通りにしてもらえるというありがたい工事なので

わたしも まさひろ社長には 文句言えないんだよね。

 

でも いつもこうらしい。

段取りが悪いなあ とか

そのくせ スタッフには 結構厳しいこと言うんだなあ とか

缶コーヒー差し入れして いつもの雑談。

ケラケラ 楽しく 社長批判。

酒飲んだ時に 社長に 段取り悪い話したら 3倍になって返ってきたとさ。

今度 給料いくらくらい貰ってるのか 聞いてみよう。

 

そんな3時   おとなりさん その2  登場。

ここ 何してるんですか と 聞かれる。

排水工事ですよ と答えました。

 

おとなりさん その2 は うちのとなりのとなりのとなり くらいに

畑があるんだが そこで 隣が入れた産廃が 自分の畑に落ちてきて

畑ができなくなってるらしいです。

だから この辺りで 重機やダンプが動き出すと いろいろ 心配になるらしい。

 

おうちも 割と近くだったらしいので

仕事が終わってから 近江米をもって 遅れましてのご挨拶に行きました。

そこで 最近 周りの風景が 変わってきている話を聞く。

 

辺野古に運ばれる 山から削った土砂は 一度 川で洗って きれいにされるらしい。

その時に出る汚泥が ダンプに何台も運ばれてきて 不法に投棄されて

今帰仁の土地が汚されていく と 嘆いておられた。

 

役場を定年で退職されたばかりらしい。

昔の風景を取り戻したいのだと おっしゃられた。

確かに 自分も 昔の風景を期待して 今帰仁に来てみたのだが

ちょっと 住みやすい場所は 確かに どんどん 変わっていくねえ

昔の風景 できるなら 私も 見てみたいですよ

 

と 言って しまったら

おとなりさん その2 は せつなそーな表情で 私の顔を見て

内地から 神様が 来てくれたんですかね と

おっしゃった。

 

いきなり持ち上げられて

自分でも 自分の口に感心しながら

ほほー ひょっとしたら このまま 

ここで 教祖になれるかもしれん とか 考えてしまいました。

 

でも

昔の風景を取り戻すことは ほぼ 無理だろうな。

残酷だけど。

時の流れとともに 物事も流れていくけど

物事の流れは いろいろあるから どの流れに乗るかを

自分で 見極めていくことくらいしか できないのかもしれないね。

 

個人的には 

沖縄県の建設業界に ますます 興味がわいてきた。

もうひとつ 個人的には

うちなんちゅの皆さんは

口のうまいお調子者のナイチャーには 気を付けたほうが良いと

思いました。