日々、隙間時間があるとオーディブルで読書を楽しんでいます。

 

子育て中ということもあり、育児や教育関係の本を選ぶことが多いのですが、それに並行して、気軽に聴けるライトノベルや『カクヨム』作品を楽しむことも多いです。

 

そんな中で、最近、初めて宮部みゆきさんの作品を聴いてみましたが、さすがに有名な作家さんだけあって、読み応えのある物語にとても満足しました。

 

 

荒神

 

オーディブルの新着タイトルで見かけて、「あらがみ」ではなく「こうじん」と読むタイトルに興味が湧き、何気なくレビューを見てみました。レビューには「古い言葉が多く、読むのに時間がかかった」「まさにゴジラ」といったコメントがありました。読了後に納得する部分もありつつ、個人的には言葉にひっかかる感じもなく、素敵なナレーションのおかげもあり、2倍速でストレスなく楽しめました。

 

ただ、火を噴くゴジラのイメージは、物語の中で描かれるあるシーンにはぴったりでした(笑 。物語の中で、人の死を時には客観視しているように感じることもありましたが、戦争などの人災を含めた災害には、こうした俯瞰的な語り方でしか表現できない部分もあるのだろうなと感じました。

 

この作品は、歴史小説の形をとった和製ファンタジーで、とても楽しく聴けました。ライトノベルと比較すると、やはり重厚感が感じられ、人の情感を丁寧に描いていて、心に残る部分も多かったです。

 


 

そして、昨日から今日にかけて、もう一つオーディブルで聴いたのが、知野みさきさんの『飛燕の簪』です。こちらも素晴らしい作品でした!江戸情緒がたっぷり詰まっていて、江戸時代好きにはたまらない一作です。

 

 

飛燕の簪 神田職人えにし譚 (時代小説文庫)

 

この作品の良いところは、主人公が女性職人という点です。刺繍と金銀の箔を使って模様を作り上げる縫箔師として、作品を作り上げる過程が、紡がれる縁とともに丁寧に描かれています。職人としての生き方や情熱も感じられ、物語に引き込まれていきました。

 

また、物語の中で妹の恋路を心配して奔走するシーンは、地下鉄の車内で聴きながら思わず涙が出そうに...。軽快で楽しく、心温まる物語で、聴きながら癒される瞬間がたくさんありました。

 

共通して言えるのは、どちらの作品にも実はファンタジー要素が多く含まれているということです。歴史小説や時代小説の枠を守りつつ、呪術や未知の生物、お稲荷さんの化身といったファンタジー的要素が、物語の深層に見事に息づいています。

 

こうした要素が、読んでいるときに気分を浮き立たせてくれ、やっぱり自分はファンタジーが好きなんだなと改めて実感しました(笑。

⊶⊶⊶⊶
◆取組み記録
📚英語

・SWR:「New Socks」

・ORC:「The Magic Key」

(Level 5 ∙ Reading Tree)

🎹ぴあの

・ヤングビギナー ピアノ プリマーB

「2わのあひる」

「おもちゃのへいたい」

・みんな知ってる!プレリーディング曲集
「ぶんぶんぶん」(Aポジション)

「むすんでひらいて」「メリーさんのひつじ」

・音符カード:24枚(1:18)

・ラインとハンドサイン

「とんで/おとなり*あがる(さがる)」