カイトの突然の旅立ちから

半年が過ぎようとしています。


カイトのいない日々は本当に切なく中々顔を上げて進むことが出来ず…


ご無沙汰してしまいましたショボーン


それでも

多くの温かい方々に支えられ

そして何よりカイトやウミを始め

沢山の動物達に支えられ


前を向き歩いています。

そして今出来る事を一歩ずつ…


~~~~~~~~~~~~~


先日、茨城県動物指導センターへ行ってきました。






ここに動物達が収容されています。

 慰霊塔



この日「レスキューペアレント」として、収容犬🐕️2匹を引き出して頂きました。



8月17日収容 きみどり


待たせたね、きみどり…


12月 19日収容 サブ


カイトに何処と無く似ています……


きみどり、脱出!


サブも脱出です!


茨城県のセンターには今現在、仔犬も含め200匹以上の動物達が収容されていました。


センターの職員の方が、お忙しい中、とても丁寧にすべての収容場所の説明を交えながら、回ってくださいました。






















仔犬も何匹もいます。



ぶるぶると震えていました。
怖いよねショボーン

収容の長い子達もいます。


ガイア R3年3月31日収容
みぞれ R4年2月 9日収容
サナ  R3年9 月 8日収容
デク  R3年10月15日収容


ペル  R3年11月 26日収容
きんご R3年11 月 15日収容
ディアボロ R2年11月 6日収容
ソルト R3年10月 26日収容

はやて R3年 7 月 16日収容
ちよこ R3年11月 22日収容
さき  R3年 5 月 25日収容
メリア R3年 1 月 27日収容

リビ    R3年9 月 28日収容
しゅう R3年9 月 21日収容
ケイト R4年1 月 31日収容
カイル R3年10月 29日収容

しずか R3年 5月 20日収容
さやか R3年10月 1日収容

ネロ  R3年10 月 4日収容
しゅまり R3年10 月 7日収容
茶々  R3年10月 18日収容

あんず  R4年2月 2日収容
ドール  R4年1月 20日収容
タリオ  R4年1 月 26日収容
チャイ  R3年9月 21日収容

収容が一年以上の犬達、まだまだいますショボーン


人懐っこい犬、優しい犬達もいました。


ルーシー


ルーシーも半年以上ここで暮らしています。
穏やかな子です。
写真の時より随分弱々しくなってるショボーンと感じました。
暖かいお家でゆっくりと余生を過ごさせては頂けませんか?
この子のこれからの犬生、そんなに長くはないかもしれません。
一匹の命、掛け替えのない命です。


ブローも穏やかで、あげたおやつを優しくそっと取り食べてくれました。



元気いっぱい、人が好きなようで職員さんに嬉しそうに甘えていました。


この度のきみどりとサブの引き出しは

茨城県の動物保護団体「CAPIN」さんの「レスキューペアレント」という制度を使わせて頂きました。


 



きみどりもサブも収容当初から気になっていましたショボーン


当時、今の状況で我が家に迎えられるか?

私のキャパで飼える犬なのか?

まだカイトを失った悲しみは癒えず…

しかも、2匹ともにフィラリアは陽性ショボーン


カイトの急逝は多分フィラリアが原因…

今の私にはフィラリアの子は怖くて迎えられないよね…ショボーン


色々な思いが渦巻く中

時は経ち…

ウミ🐕️の2回目の命日の2月7日、

シニアのきみどりが弱ってきていて、

このままでは寝たきりにもなりかねないという、CAPIN さんのブログを目にしました。


まだセンターにいたんだ、きみどり…

収容の時は元気そうだったのに、

半年間、よく頑張ってきたよね😞


CAPINさんに「レスキューペアレント」という制度がある事は前から知っていました。

センターから引き出して頂いた子🐕️はCAPIN さんがシェルターで大切にお世話をして下さりながら里親さんを探して下さいます。レスキューペアレントは、引き出してもらった子の飼育代や医療費に充てる為に、月々決まった金額(一頭に付き一万円)を振り込みます。

とてもこの金額では賄えないと思いますが…😥


どこの団体さんもそうかも知れませんが、CAPINさんもいっぱいいっぱいで、無理に無理を重ねながら何とか工面して命を繋いで下さっているのだろうと思っていましたので、お願いしていいものか?随分悩みました。


それでも、考えていても何も始まらない、とにかく聞いてみようと、このウミ🐕️の2回目の命日に、まるで背中を押されるように、CAPINさんのレスキューペアレントのフォームに打ち込み送信しました。


鶴田代表からの返信は

「こちらはいつでも引き出しOKです。感謝します。」

というような内容でした。

既にセンターに問い合わせ、どのような子か、引き出しは可能か、確認してくださっていました。

こちらこそ本当に本当に感謝です。


世の中、動物の命を大切にしないどころか苦しめても心が痛まない人も大勢います。

動物達に、より良い日々を過ごさせてあげたい、命を助けたい、との思いから、自分の24時間を必死に使われている方々も沢山います。


本当に頭が下がります。



茨城県の切迫した状況は知っていました。センターの方々も、沢山のボランティアさんも必死で命を繋ごうとしています。


実は、とてもずるい事なのですがぐすんあの本当に大変な状況のセンターに行き、大変な状況下の動物達を目の当たりにするなど、私にとってはハードルが高すぎて、当初は全く考えていませんでした。

シェルターでのボランティアの時でさえ、何の罪もないあの子達の姿に胸が締め付けられ苦しくなります。


CAPIN の鶴田代表から、ぜひ一緒に行ってくださいとお話を頂いた時には、その場に行く事で自分がどうなってしまうのか自信がなく「嘘でしょ😵」という思いでいました。と共に何故か「行くべきなのでは?」という思いも湧いてきていました。


以下は、備忘録、そして感想です。


~~~~~


青空の穏やかな日となった事に感謝です。どんよりとした厚い雲の下だったら、気持ちにももっと厚い雲が掛かっていたかもしれません。

つくばの駅でCAPINの代表と待ち合わせ、茨城県動物指導センターにむかいました。

まず目に入ったのは、青空の下、幾つかの建物ときちんと管理された広い敷地。職員さんと共にまず向かったのはふれあい犬達が繋がれている外の敷地です。







この2匹の子達は小学校などに命の授業を行う時に連れて行く子とのこと。

この建物には猫😺ちゃんもいました。



この後、収容棟へ。
私達が入ると、吠えて何かを訴えようとする犬、一点を見つめじっと動かない犬、何かを期待してか、近づいてくる犬など、様々な犬達がところ狭しと収容されていました。
ここで、昼も夜も、一歩も外に出ず、何ヵ月もいる犬達…
一年以上の収容が長い犬達もいました。

家庭犬として暖かなフカフカのベッドで家族として飼われている犬達とは余りにも違った現実に対し、不思議な事に想像していたような胸が苦しくなるとか、切なくなるとか、私大丈夫か?などという気持ちよりも、これが現実だということを冷静に受け止めている自分がいました。
そしてこの環境下でも頑張って頑張って生きていてくれる命達と
この現実に必死に向き合おうと行動されているCAPINさんはじめボランティアの方々、また毎日収容が止まらない動物達を何とか守ろうと尽力してくださっている職員の方々に対しての、敬意と感謝、そして、このままで良い訳がない、何かが変わらなければこの現状は変わらない、どうしたら良いのか?これを乗り切る為の策は?
という思いが、頭と心の中にずっと浮かんでいました。

原因の一つは、昔ながらの考え方が根付いているという事。
犬は番犬として外飼い、医療を掛けるなんてとんでもない、仔犬が生まれたら捨てればいい…脱走、そのうち戻ってくるだろう…
係留せずに犬だけで散歩に行かせている家もまだあるとの事。
意識を変えなければです。

茨城県、野犬の収容もとても多いです。
野犬への餌やりさんも多い地域と聞きました。
捨てられた仔犬が野犬化することもあるでしょう。
成犬のメスは、年に2回子どもを生むことが可能です。
野犬が増える理由が分かると思います。


この日、メスの大部屋で、私達に一番近い場所でたたずみ、じっと見つめている犬がいました。

R3年12月22日収容 ルカです。

代表が、この子の首輪がちぎれているのは他の犬に狙われたのでは?と。
センターでは強い犬が弱い犬を襲ったり、喧嘩をしたりという事も起きています。

連れて帰るとの代表の決断です。

ルカ、脱出!



命を守るためにはどうしたら良い?

沢山のボランティアさん達が必死に解決策を考えて行動していらっしゃいます。

それでも、行政の決断と協力なしには何も進まない。

問題は何処にある?

私は今回初めて知ったのですが、
茨城県内で捕獲された犬達は、各地域の保健所には収容されず、皆、直接
このセンターに連れてこられるとの事。

え!そうなの?びっくり
何故か?何か理由があるのでしょうが、センター収容が増え続ける要因の一つになっているのではと感じました。

収容を減らすには入り口という蛇口を閉めること、そして命を繋ぐという出口を増やすこと。
人馴れしていない子達を繋ぐのは大変です。
その為には?

言うは易く行うは難しです。
それでも何かを変えなければ、今の現状は変わらないという事も目の当たりにしました。


今のセンターでのこの現実を上の方々はどこまで知っているのかな?🤔
たとえ今までと違った方針を打ち出しても、予算を含めセンターだけでは決定出来ない事も多々あると思います。

処分が止まっている今ここから、今後どちらに向かうのか?
大切な命…

茨城県、正念場です。

まずは人馴れしている飼い主がいた犬から繋ぐだけでもセンターの収容頭数は減っていきます。
また、CAPIN さん始め、団体さんや個人ボランティアの方から保護犬を迎えれば、その席が空き、また一頭、センターから引き出すことが可能です。
どうか保護犬を家族に迎える選択を🙏

私は何の力もなく、本当に何も出来ず、情けなく思うこともありますがショボーン
どんな小さな事でも、自分に今出来ることはないか?
一人一人が真剣に考え、知恵を出し合い、出来ることを一歩ずつ…



今回、このような機会を与えてくださいました
認定NPO法人CAPIN 鶴田代表
お忙しい中、本当に本当にありがとうございました。
シェルターにもまた伺わせて頂きます。

最後に1枚、代表との写真をと構えた瞬間に、携帯の充電🔌が切れるという、なんでや(゜o゜)\(-_-)のオマケも付きましたがアセアセタラーガーン
今後また、私は何が出来るのか?
の問いを持ち続け、行動に移して行けたらという想いがしっかりと根付いた1日だったように思います。


お読み下さった皆様
ありがとうございました🙇

すべての命が
温かい気持ちで過ごせる世の中に
早く早くなりますように地球