少女殺害と死体遺棄事件を通して現代の家族のあり方を問う作品。会社員の中年男性が息子が殺した少女の遺体を遺棄し痴ほう症の母に殺害の濡れ衣を着せようとする物語。事件を追う刑事の物語も並走していて著者の実力を再認識させられる。興味深い作品ではあるが読み終わりはすっきりしない。
相変わらず読みやすい&おもしろい。現代的課題をテーマにして簡潔な短い文章で綴り上げられた秀作。ややオチが想像できてしまう点が残念だが著者の信念と善良性に生きるべき道を再確認できる。
未読の著者だったがタイトルに惹かれて一読。男女の恋模様を描く短編集。奔放で悦楽的な女性の群像を期待したが、どちらかというと情けない男がちょっとくせのある女に勝手に振り回されるストーリー。前編男性目線で描かれていて余計に生ぬるい物足りなさを感じさせる。