ダスティン・エバンスの大活躍でTLR22に注目が集まっているが実はREEDYレースでは2駆の成績より4駆の成績が良くて総合優勝している。今日は、そんな個人的に再び注目しているXXX4についての独り言。尚、結構記憶が曖昧な部分があるので、間違いがあるかもしれない。
XXX4のデビューは2002年の南アフリカで行われた世界戦。今でこそ、バギーとツーリングカーは,まったく別の設計をされてる事が多いが、当時はどっちらがベースとなっている事が多かった。そんなXXX4も前作のXX4は純粋なバギーとして誕生したのに対して、当時最人気カテゴリーであったツーリングカーのXXX-Sをベースとしてワンベルトカーとして登場。そのデザインは今見ても古臭くない。LOSIとしてはツーリングーのストリートウエポン(XX4ベース)の失敗からそうなったのではと想像する。余談になるが1999にXX4でワールドチャンピオンになったユカ・ステナリがツーリングの全日本にストリートウエポンで参戦した時の成績はEメイン。
そんな生い立ちのXXX4の当時の評価はバギー専用設計のXX4の方が良かった。長いフロントオーバーハングが災いしてジャンプは苦手。またフロントワンウェがピーキーな特性に拍車をかけていた。しかし広くてジャンプ無くて広いコースでは車の良さが引き立っていたのは否めない。しかし、その当時の日本国内はバギー冬の時代で、普通に売っている4駆はMR4BCのみ。ちょっと頑張ればXXX4、前作XX4は生産一時中止、レーザーZXSは市場在庫のみと言う状況だったので、それなりにユーザーは多かった。
また2003年にはライアン・キャバラーリの手によってワールドチャンピオンカーにはなるもの前大会のチャンピオンのステナリはサッパリ。あまりにも評判が悪かったのかXX4が再販されたり、次期プロトが登場した。
その後、次期プロトは発売される事も無く、お家騒動の後、ワークス活動はXXX4に戻った。しばらく、あまり目立って無かったが、今年に入り冒頭の活躍。フルタイムが主流になった事と、パワーソースの変化(特にバッテリーの重量)が車を大化けさせたのでは無いかと推測していたのだが・・・
一つ言えるのはダスティンは上手い。