増税と政局・暗闘50年史

倉山満 著

 

 

内容

財務省vs.歴代総理「権力構造」のカラクリ
安倍総理は、なぜ「消費増税」に追い込まれたか?
「アベノミクス潰し」の全貌を暴く! 
凄惨な光景だった。平成二五年一〇月一日、安倍晋三総理は「予定どおりの消費増税」を発表した。よりによって午後六時、マスコミが連日「この日、この時間に発表する」と既成事実として垂れ流した時間の発表だった。生き地獄に等しいデフレからようやく抜け出そうとしているときの消費増税は、なぜ「予定どおり」に行われたのか。そもそもなぜ消費税とその増税が大蔵省で伝統となり、財務省に引き継がれたのか。田中角栄の時代から連綿と続く大蔵省・財務省と歴代総理の権力闘争の歴史を、気鋭の憲政史家が検証する。
●「日銀一点突破」が生んだ安倍政権
●「日本の支配者」木下財務事務次官の力
●「アベノミクス潰し」に動く公明党の思惑
●2013年10月1日、屈辱の総理会見を読み解く
●増税阻止なしに「戦後レジームの脱却」はない
●なぜメディアは財務省に弱くなったのか
●大蔵省を手玉に取った「角栄人事」
●中曽根康弘と「売上税」騒動の真相
●「竹下支配」が生んだ平成元年、消費税導入
●細川総理の「国民福祉税騒動」の真相
●なぜ「小泉・武藤体制」は増税を封印したのか
●「麻生太郎は国賊です」
●「ささやき」に乗った菅直人と野田佳彦
【目次】
■第一部 安倍晋三は、なぜ「増税」に追い込まれたのか
第一章 安倍政権誕生の裏で動いた財務省
第二章 安倍総理を追いつめた財務省の実力
第三章 アベノミクスを阻む宿敵たち
■第二部 「増税」から読み解く平成政治史
第四章 大蔵省vs.自民党の始まり
第五章 平成元年、消費税導入への道
第六章 「橋龍増税」という悪夢
第七章 財務省が潰した「ポスト小泉」たち
第八章 民主党政権下で何が起こっていたのか

内容

生き地獄に等しいデフレからようやく抜け出そうとしているときの消費増税は、

なぜ「予定どおり」に行われたのか。

そもそも、なぜ消費税とその増税が大蔵省で伝統となり、財務省に引き継がれたのか。

田中角栄の時代から連綿と続く大蔵省・財務省と歴代総理の権力闘争の歴史を、

気鋭の憲政史家が検証する。

-「BOOK」データベースより

 

 

 

消費税増税は明らかに失敗。景気の低迷、デフレは脱却どころか継続している。

にもかかわらず、今年再々再度消費税増税をしようとしている。

本書は、2013年の消費税増税(5%→8%)時の事を中心に歴史も踏まえ書かれている。

自称保守(保守全体主義者・天皇陛下万歳の後は全て共産主義)論客のことも、際どく

書かれており面白かった。

 

★★★★☆(良い)