星亮一 著/偽りの明治維新-会津戊辰戦争の真実-
内容
日本史上稀に見る悲劇、会津戊辰戦争。
死者の埋葬も許さず、財宝や女性を略奪した官軍の所業は、
闇に葬られ、誰も知らず、教科書にも書かれていない。
西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允…。
明治維新の元勲たちは本当に英雄なのか?
天皇を利用して戦争を仕掛けた薩長が官軍で、
尽忠報国の会津が賊軍となった歴史の交差を紐解く。
-「BOOK」データベースより
星氏の著書は、「会津藩は なぜ[朝的]か -幕末維新史最大の謎-」に続いて2冊目。
戊辰戦争は、父方の親類にも被害者が出たので興味深い戦さなのだ。
・会津側の資料だけでなく、西軍(薩長)側の残した資料からも会津戊辰戦争が語られている。
・量的には少ないが、戊辰戦争時における英仏の動きも書かれており良。
・後半は、戦後(明治期)の会津藩士がどのような状況になったかが書かれており、
敗軍の苦労が窺える内容。
★★★★☆(やや良い)
敗者に焦点をあてているのでプラス★一つ。