本日は「紀元節」であります。
紀元節は、
初代天皇・神武天皇即位の日として、明治5年(1872年)11月15日
(1872年12月15日)に制定された四大節の一つであります。
また、明治22年(1889年)には、「大日本帝国憲法」が、発布され、
憲法発布を記念する日にもなりました。
しかし、大東亜戦争(WWⅡ太平洋戦線)の敗戦により占領下に置かれていた際、
連合国軍最高司令官総司令部により、祝日に関する法案から削除されました。
その後、昭和41年(1966年)6月25日、「建国記念の日」を定める祝日法
改正案により、現在は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨の
「建国記念(の)日」として、祝日になっております。
紀元節が祭日とされていたときには、宮中の賢所、皇霊殿、神殿では、
「紀元節祭」が、執り行われ、紀元節の祝宴も行われておりました。
また、全国の神社においても、紀元節祭が行われました。
現在は、祭祀が行われることはなく、
畏くも天皇陛下が、宮中三殿で臨時御拝をあそばされ、橿原神宮へ勅使が
派遣されております。
祝日大祭日唱歌「紀元節」 高崎正風作詞、伊沢修二作曲
一、雲にそびゆる髙ちほの髙ねおろしに艸も木も
なびきふしけん大御世を仰ぐけふこそ樂しけれ
二、うなばらなせるはにやすの池のおもよりなほひろき
めぐみのなみにあみし世を仰ぐけふこそたのしけれ
三、天つひつぎの髙みくら千代よろづに動きなき
もとゐ定めしそのかみを仰ぐ今日こそたのしけれ
四、空にかがやく日の本の萬の國にたぐひなき
國のみはしらたてし世を仰ぐけふこそ樂しけれ
神武天皇が建国理念となされた
「掩八紘而爲宇(八紘一宇)」
今一度心に留め置き、建国を祝いたいと思います。