6月23日のタイデモ関連・最新情報&ニュース+α2

=情報=

・国家汚職制圧委員会(NACC)、
「現行法では公職にしか適応されていない権限を関与が疑われる民間企業に
 拡大する事を検討している」とコメント


=現地日本語ニュース=
 
・タイ航空、前政権寄りの取締役4人辞任
(http://www.newsclip.be/article/2014/06/23/22261.html)

20日のタイ国際航空の取締役会で、アムポン前会長、アドゥン前警察長官ら取締役4人が辞表を提出した。4人はいずれも5月22日のクーデターで崩壊した前政権寄りとされ、軍事政権から辞任圧力がかかったもようだ。

 タイ航空はタイ財務省が株式の51%を保有するほか、タイ政府系投資ファンド、タイ政府系銀行などが出資し、タイ政府資本の出資比率が約7割に上る。様々な利権を抱え、社内抗争や政治介入が頻繁に発生。2013年に120億バーツ、今年1―3月に26億バーツの赤字を計上するなど、経営は低空飛行が続いている。昨年は滑走路をオーバーランするなど事故が相次いだ。

 こうした状況を受け、昨年12月、就任して1年2カ月だったソラジャク社長が辞任。今年3月にはアムポン氏が会長を退き、プラジン空軍司令官が後任の会長に就任した。[newsclip]

・タイ航空、5月の旅客数25%減
(http://www.newsclip.be/article/2014/06/23/22253.html)

タイ国際航空の5月の旅客数は前年同月比24・6%減の126・8万人だった。搭乗率は59・8%で、前年同月の66・4%を下回った。

 タイでは昨年後半からバンコクで大規模な反政府デモが続き、今年5月22日、軍事クーデターで民選政権が崩壊した。混乱にともない、外国人旅行者が減少し、5月にバンコクのスワンナプーム空港とドンムアン空港からタイに入国した外国人は前年同月比19・9%減の102・7万人だった。

 タイ航空はタイ財務省が株式の51%を保有するほか、タイ政府系投資ファンド、タイ政府系銀行などが出資し、タイ政府資本の出資比率が約7割に上る。格安航空に押されるなどして経営は厳しく、2013年に120億バーツ、今年1―3月に26億バーツの赤字を計上した。[newsclip]


=現地ニュース=
*公然の秘密ではありますが… こんなベラベラと。調子に乗っちゃった?
 ステープ氏は今後どうなってしまうのでしょうか。
 
・Suthep in talks with Prayuth ‘since 2010’[Bangkok Post(英語)]
(http://www.bangkokpost.com/news/local/416810/suthep-in-talks-with-prayuth-since-2010)

で、その件の日本語ニュース
・「司令官とLINEで連絡取り合っていた」
 タイ・デモ指導者発言報道が物議
(http://www.newsclip.be/article/2014/06/23/22268.html)

タイの大手英字紙バンコクポストによると、昨年10月―今年5月の大規模な反タクシン元首相派政権デモを率いたステープ元副首相(元民主党幹事長)は21日、5月のクーデターでタクシン派政権を打倒したプラユット陸軍司令官と緊密に連絡をとっていたと主張した。

 ステープ氏はバンコク都内で開いた資金パーティーの席上、2010年以降、プラユット司令官にタクシン派追放の方法を助言してきたと主張。今回のデモでは、軍が5月20日に戒厳令を布告する前に、プラユット司令官が無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使い、「ステープさんとデモ隊は疲れきっている。軍が仕事を引き継ぐ番だ」とステープ氏に連絡してきたという。

 プラユット司令官は2010年5月、バンコク都心を占拠したタクシン派市民の軍による強制排除を指揮し、同年、陸軍司令官に昇進した。ステープ氏は当時、治安担当の副首相だった。

 タイ軍事政権の報道官は23日、プラユット司令官がステープ氏と個人的に連絡を取り合ったことはないとして、バンコクポストの報道内容を否定。「(プラユット司令官は)前政権のインラク前首相からの指示で(デモ隊など)各方面との交渉にあたったが、成功しなかった」と述べた。

 ステープ氏が長く幹事長を務めた反タクシン派の民主党は2001年以降、議会下院選でタクシン派政党に4連敗中。同党は1997年と2008年に連立の組み直しで政権を奪取したが、いずれも軍などの介入の結果とみられている。

 ステープ氏は昨年から今年にかけてのデモで、「選挙前の政治改革」を掲げ、議会下院選を投票妨害などで阻止する一方、軍にクーデターによる政権打倒を訴えた。4月下旬にタクシン派と反タクシン派の「調停」に乗り出したアピシット民主党党首(元首相)も下院選の延期とタクシン派内閣の総辞職、非民選の暫定内閣の設立、政治・選挙制度改革を提案し、ステープ氏と歩調をそろえていた。

 プラユット司令官は今回のクーデターで、非民選の暫定政権と政治改革議会を発足させ、約1年かけて、選挙制度などの政治改革を推進し、その後、民政移管選挙の準備に入るとしており、ステープ氏、民主党のシナリオ通りの展開となっている。

 こうした経緯や人間関係から、タクシン派、民主派の市民の間では、ステープ氏とプラユット司令官が裏で手を結んでいたと疑う声があり、今回の報道はこうした見方を裏付けるものといえる。

 バンコクポストの記事に対する読者の評価は6月23日時点で、「好き」73人、「嫌い」381人だった。コメント欄には、独自にクーデターを行ったとする軍の主張は崩れたとする意見とステープ氏の発言を不用意だとしてとがめる意見が多かった。[newsclip]

・ステープ氏暴露「4年前から陸軍トップと話し合っていた」
(http://www.bangkokshuho.com/article_detail.php?id=4071)

最大の反タクシン勢力、人民民主改革委員会(PDRC)のステープ事務局長(元副首相)は6月21日、バンコク都内で催された夕食会の席上、集まったPDRC支持者約100人を前に、「タクシン元首相の影響力を一掃すべく、2010年からプラユット陸軍司令官と話し合っていた」と暴露した。

2010年には、タクシン支持団体「反独裁民主戦線(UDD)」が当時の民主党政権を退陣に追い込もうとバンコクで過激な反政府運動を展開したが、これは5月に治安部隊がデモ隊強制排除に踏み切り制圧されることになった。

プラユット大将は同年10月に陸軍司令官に就任。ステープ氏は、「(5月20日の)戒厳令発令の前、プラユット司令官から『あなたもPDRC支持者たちも疲労困憊だ。軍部が(タクシン元首相の影響力を一掃するという)役目を引き継ぐ。これが軍部の務め』と言われた」と話している。

なお、ステープ氏によれば、昨年末から5月の軍部の全権掌握までにPDRCの反政府活動に投じられた資金は総額14億バーツあまり。うち約4億バーツはPDRCの幹部や家族から提供され、残り約10億バーツは支持者からの寄付とのことだ。[Weekly Bangkok Shuho]


=その他ニュース(+α)=

・ミスタイランド・ワールド2014がバンコクで開催=優勝者は賞品総額約4200万円
(http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=634&&country=2&&p=2)





 2014年6月21日、バンコクのラップラーオにあるセンタラ・グランドホテル5階ホールで開催された美人コンテスト「ミス・タイランド・ワールド2014」の最終選考会の模様が3チャンネルで放送され、メーヤーことノンタワン・トーンレンさん22歳が栄冠に輝いた。

 賞金100万バーツ(約300万円)と総額1300万バーツ(約3900万円)の賞品を獲得したメーヤーさんは、タイ南部スラータニーの出身。173センチ、49キロ。細身の長身で均整の取れたボディーラインは、水着審査では特に目を引いていた。

 当日の最終選考会には28人がステージ上に上がり、その後、10人、5人、3人と絞り込む形式で進められた。

 メーヤーさんは、バンコクのパタナカーンにあるスタンフォード大学で学び、これまで歌手志望としていくつもの歌謡コンテストで優勝をしてきた。実は、Rサヤーム社からのデビューも進められてきたが、今回の受賞で3年間はテレビ局3チャンネル専属となるため、歌手デビューは、しばらくお預けとなるという。

 タイでのこうしたコンテスト、特にバンコクでの最終選考に勝ち残り、優勝してきたのは外国人とのハーフが多いのが慣例であり、総じて色白と相場が決まっていた。

 しかし、メーヤーさんは純粋なタイ人として、しかも決して色白と言えないどころか、参加者の中でも一番の色黒。今回の結果は、美白賛美のタイでの女性像に一石を投じる結果となるのかも知れない。

 また、同様の美人コンテスト、ミスタイランドユニバースでは、SNSなどでファンの選考への不満や赤服差別発言などから、優勝者が辞退する騒ぎになっているが、タイにはそのユニバースとこのワールドを含め、いわゆるミスコンと呼ばれるコンテストは地方ごとにも毎年行なわれている。[GLOBAL NEWS ASIA]