1月19日午後3のタイ反政府デモ関連・最新情報&ニュース

=速報=

つい先程(22:30ごろ)、マッカワーン橋(首相府近く)で発砲事件発生。
負傷者は胸に銃撃を受けた模様。詳細不明

=情報=

警察の発表では、本日午後に起きた「戦勝記念塔での爆破事件」
に使われた爆弾は手榴弾RGD-5であるとのこと

犯人の写真(防犯カメラの映像)を公開





負傷者は28人以上で、内、3人以上が重体の模様

反政府デモ主導者・ステープ氏、本日の演説で
「来週から全国の全官公庁閉鎖開始」を表明。
「まずは支持者が多い南部14県から始める」との事

本日のデモ参加者数は、約17000人ほど(警察発表)

スワンナプーム空港の一部タクシーが、デモ隊の占拠地や封鎖地地域へ
行く事を拒否し始めた様です



=現地日本語ニュース=

反政府団体、「爆弾事件は政府の仕業」
(http://www.bangkokshuho.com/article_detail.php?id=3317)

1月17日午後1時ごろ、都内の道路を行進中の反政府デモ隊に手榴弾とみられる爆発物が投げつけられ、デモ参加者のうち男性26人、女性10人の計36人が重軽傷を負った事件で、反政府デモを主導する人民民主改革委員会(PDRC)のステープ事務局長は同日、「政府の仕業」と当局を厳しく非難するとともに、一部で出ている「爆弾攻撃は軍人とPDRCが仕組んだ」との見方を「わたしは自らの支持者を殺害しようとするような人間ではない」と全面的に否定した。

また、爆発物は道路に面した建物からデモ隊に向かって投げつけられたと報じられているが、警察は、「使用された爆発物は中国製手榴弾の可能性が高い」とみているという。

関係筋によれば、犯人はまだ特定されていないが、動機としては、「デモ隊を怖じ気づかせようとしたもの」あるいは「大規模デモにかかわらず首相が辞任を拒否し、2月総選挙の実施を主張し続けている現在の膠着状態を突き動かすために仕組まれたもの」とも考えられるとのことだ。[Weekly Bangkok Shuho]


爆弾事件、前民主党議員の側近らが関与か
(http://www.bangkokshuho.com/article_detail.php?id=3321)

反政府派の市民たちが都内をデモ行進中に行進に加わっていたピックアップトラックの脇で手榴弾が爆発してデモ参加者のうち1人が死亡、約40人が負傷した1月17日の事件で、警察がコウィット前民主党議員の側近とされる男など2人の関与を疑い、その行方を追っていることが、18日までにわかった。

警察によれば、ピックアップトラックの近くを歩いていた白い帽子の男が何かを地面に落とし、すぐに柱の陰に身を隠し、その5秒後に爆発が起きた様子を撮影したビデオクリップが存在する。

だが、コウィット前議員は、ピックアップトラックが側近のものであることは認めたものの、「自殺行為に等しいこと(自分のすぐ近くで手榴弾を爆発させること)をするようなばかはいない」と述べ、トラックの運転手の関与を強く否定している。

また、警察によれば、爆発後に柱の陰から現れた男2人は、互いに相手を見知っている様子で、また、地面に落ちていた手榴弾の安全ピンとみられる物を拾い上げた後、負傷者を気にもとめずにその場を去ったとのことだ。

コウィット前議員は、「警察はビデオクリップだけを頼りに犯人を特定しようとせずに徹底した捜査を行うべき」としている。

なお、警察によれば、犯行に使われた手榴弾は、ソビエト連邦で開発された対人破片手榴弾RGD-5であることが判明したという。[Weekly Bangkok Shuho]