本日も湿度は低く、爽やかなバンコクでございます。
朝晩は、寒いですが・・・
反政府デモの様子ですが、昨日のステープ氏の記者会見以来、大きな動きは
ありません。相変わらずの「口撃」だけで、「タクシン一族を全員国外追放する」
などと言っております。
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タイのデモ隊が首相府に一時乱入 軍幹部との面会要求
(2013/12/12 14:01)
【バンコク共同】タイのインラック政権打倒を訴える反政府デモ隊の一部が12日、首都バンコクの首相府敷地内に一時乱入した。デモ隊が目指している政治改革について説明するため、タナサック最高司令官ら軍幹部との面会を要求している。
敷地内は警官隊が警備しており、衝突は起きていない。デモ隊は撤収を始めたとの報道もある。インラック首相は11日からバンコクを離れており、首相府にはいない。
デモを主導するステープ元副首相は12日午後10時までに、議会に代わる「人民評議会」の設置など政治改革の詳細を決めると宣言。
その他のニュースでは、バンコクポストによると、
ステープ氏が本日夜8時に面会を申し込んでいる軍のトップが面会拒否を表明
したとの事です。
(http://www.bangkokpost.com/news/local/384350/military-leaders-rebuff-suthep)
コロコロと状況が変わるタイランドですので、その時にならないと
分かりませんが・・・
そんな中、軍予科士官学校第1期生代表「ブンルート陸軍大将」が、11期代表らと
共に、王室への不敬を放置しているインラック政権に対する人民民主改革委員会
(PDRC)(ステープ氏たちのデモ隊)の方針を支持すると、記者会見を行いました。
この「ブンルート」氏は、昨年の反政府デモの幹部です。
一方、政府と親タクシン派・赤シャツ隊ですが、
インラック首相は、淡々と職務をこなしております。
そして、午後2時過ぎに声明を発表。
「今回の件について、問題解決のための話し合いの場を設ける」と各派に参加を
呼びかけました。
赤シャツ隊は、「これ以上、反政府デモが続くのであれば、こちらにも考えがある。
バンコク周辺の各都市(アユタヤ、コラート、ナコンサワン、ペチャブリー)で、
大規模なデモを行う」などと言ってはおりますが、内心では
「選挙活動(工作)で大変だ~」ではないでしょうか。
昨日のブログに記した、2010年赤シャツデモ強制排除時の件で、殺人罪で
起訴され、裁判所に出頭命令が出ていた元首相「アピシット」氏ですが、昨日
出頭し、保釈金を収め、即日保釈されました。
もう一人の「ステープ」氏ですが、やはり出頭せず。弁護士を通じて、30日間の
出頭猶予を申し入れました。その理由が中々凄いです。
「現在、私(ステープ・トゥアクスパン)は、国のために任務を遂行中である。
ですから、いま出頭する事は出来ません。然るに30日間の猶予を」
何が起きるかわからない「Amaging Thailand」
引き続き、デモ隊の動きには注意しませう。