斎藤健(http://www.saito-ken.jp/)
自由民主党
元通商産業省(現経済産業省)官僚・前埼玉県副知事・当選2回


10月21日衆議院予算委員会 斎藤健質疑・30分強


質疑内容(要点まとめ)
1)現在交渉中のTPPについて。自身の官僚時代の経験を生かしての交渉における
 注意点と聖域公約の確認。米国議会の懸念
2)農業政策について

-私見-
「斎藤建」委員の質疑は与党議員としての質疑にも拘らず、馴れ合い、媚々質疑
ではなく、中々良かったのではないでしょうか。
農業改革については、ありきたりの「付加価値」と「外需期待」でしたが・・・

しかし、農業政策についての安倍首相の答弁に問題点があり。

「本物の日本食」を世界に広げるトップセールスをしております。云々。

エリート官僚の考え(総理の答弁)はこの程度である。

口の肥えてない外国人にとっては、その日本食が、
本物か?コピーなのか?は、判断できない。
様は、それらしいかどうかだけである。
なので、最終的には、価格で決まる。
富裕者層には、高い値段とウンチク。下層には、安い値段と雰囲気。
よって、本当の意味で日本食が世界で理解される事はないし、その国の企業が
「日本食ブランド」で、成功する事はあっても、日本企業が成功する事はない。

まぁ、この様な現実をエリート官僚が分からないのは、当たり前である。
その場に居ないので仕方が無い事である。
彼等官僚たちの仕事は、何かをやって予算を消化する事ですから。
そして、無駄な予算が計上されていくことになります。

「クールジャパン」関連予算は、可也怪しい使い道が多いので、
注意が必要だと思います。

所詮、官僚の考える「成長戦略」なんて、まったくもって意味をなさないものが
大半をしめております。
同様に「日本経済再生本部」なんて、メンバー個人の利権・利益の為の事しか
提言されないのは言わずとして知れた事ではないでしょうか。

それを「成長戦略実行国会」などと言っている安倍首相は、
経済音痴なのでしょうか。



政治の水準は国民の水準と同じである。