
10月15日より、第185臨時国会が53日間の会期予定で始まりました。
今週は、衆参本会議での安倍晋三首相の所信表明演説に対する
各党代表質問が、実施されており、
来週からは「予算委員会」が開かれ、消費税増税やそれに伴う
経済対策などの論戦が始まります。
衆参のねじれが解消して初めての国会です。
これまでの安倍首相・政権の大きな政策などを勝手に評価してみました。
自民党総裁選:◎
党内の圧力を跳ね除け(石原伸晃氏の自爆とも言いますが)
リベラル石破茂氏を破り、保守派の勝利。
衆議院総選挙:○
過半数(241)を大きく上回り、294議席で大勝。
しかし・・・
原発対策:×
法的問題も考慮しなくてはならないが、一民間企業・東電に任せておいて
良いのであろうか。国が前面に出て対応していかないと駄目な気がしますが。
東日本大震災復興:△
今年3月26日現在、11.1万人余が仮設住宅にて暮らしております。
仮設ですから当然老朽化も早く、問題も発生しているようです。
それ以外にも20万人余が、避難生活を余儀なくされております。
日銀総裁人事:◎
白川方明を期日より早く退任させ、黒川氏を任命。
インフレターゲット2%、大胆な金融緩和を推進。
予想インフレ率も上昇したが、ここに来て伸び悩みであります。
このままだと、マネーストックは増えるが、フローが増えて行きません。
法人税減税をするなら「設備投資減税」「雇用、賃金上昇減税」などの条件を
つけなければ、国民全体の平均所得や雇用者数の上昇は、厳しいのでは。
TPP交渉:(交渉中であるので)△
強い交渉力を明言し交渉に参加。しかし、雲行きが怪しくなってきました。
まぁ、自主防衛も出来ていない属国だから、米国には逆らえないのは分かります。
だから「富国(増収)強兵(強国)」なのです。
明治期、先人たちは30年かけて、幕末期の不平等条約を破棄させ、
大国の仲間入りを果しました。大東亜戦争(WW2太平洋戦線)敗戦から68年、
未だに日本は敗戦国のままです。
今回の消費税増税が痛い。
対中外交・対韓外交・外交全般:○
中韓基軸から「ダイアモンド構想」に転換、ASEAN(東南アジア諸国連合)に
転換しつつあり、良い方向に進んでいるのではないでしょうか。
しかし、党内にも中韓贔屓の議員がたくさん居ますから。
ODAの問題、留学生の問題や移民・帰化の問題まだまだ問題は山積み。
来年度の予算案が出れば、少しはハッキリしてくるでしょう。
参議院選挙:○
自民党31議席のばして115議席獲得。しかし、過半数(122議席)には届かず。
内閣改造:◎
党内の圧力にも負けず、参院選後の内閣改造せず。
原爆の日:○
「その非道を」と暗に米国を批難。
素晴らしいと思いますが、米国が一番嫌がる戦後歴史感の修正につながる
事ですから。反感をかわなければ良いが。
敗戦(終戦)の日:◎
全国戦没者追悼式にて、アジア諸国(得亜)に対して謝罪の言葉を述べない。
靖国神社参拝に注目されるが、靖国には、戊辰戦争来、国の為に尊い命を
差し出した先人たちが、祭られているので、何も大東亜戦争(WW2太平洋戦線)
敗戦の日だけが、参拝する日ではないのでは。
春秋の例大祭が重要。
内閣法制局長官人事:◎
集団的自衛権行使容認派と一般的に言われている、小松一郎氏を起用。
ある意味、財務省より強い法制局を抑える事が出来たか。
消費税増税:×
延期せず。結果はまだ出ていないが、危険な気がします。
秋季例大祭:△
春季例大祭と同じ対応にて、参拝を見送り。
「内閣総理大臣」名で「真榊」を私費で奉納。
私心としては、参拝して頂きたいが、米国からの圧力があったのだから無理か。
例大祭は20日までの日程であるから夜中にでも隠密で参拝してくれないかな。
これからも「安倍政権」を注視していきたいと思います。