[日本人の敵は日本国内に居る(1)~河野談話①~のつづき]


談話作成に関わった事務方トップ(高級官僚)の石原信雄元官房副長官は、

「証言内容をチェックする時間はなかった。私は担当官の報告を聞いて
判断した。紙は見ていない。報告を聞いての心証で河野談話をまとめた」

報告書も見ずにこんな大事な事を決め、談話を作成したようである。

そして、高級官僚の極めつけ、逃げの言い訳、

「国民の皆様が選んだ政治家が決めた事(意向)には逆らえません」

である。


「韓国を信頼し『公正・冷静に語れる人を』と言い韓国は約束した」
石原元官房副長官
(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131016/plc13101610180011-n1.htm)

河野談話作成時に事務方トップだった石原信雄元官房副長官は15日までに、
産経新聞のインタビューに次のように語った。(阿比留瑠比、佐々木美恵)

 --聞き取り調査結果を見ると生年月日や氏名、出身地の明記がない者が多い

 「証言者の身元がかなりあやふやという印象を持ったわけですね。
(身元は)証言内容を判断する上で非常に重要な要素だ」

 --16人の中には、安秉直ソウル大教授(当時)らの調査で信頼性が
低いとされ、韓国側の証言集から省かれた人が含まれているようだ

 「信用できない人について日本政府が聞き取りしたと?」

 --日本の複数の新聞や韓国側の調査に対し、それぞれ異なる証言をした人も
含まれている

 「うーん。そういう話になると、基本がおかしくなる。もともとの証言の
信(しん)憑(ぴょう)性(せい)が揺らいでくる」

 --そういうことになる

 「証言者の人選は韓国側が行った。私たちは韓国側を信頼し『反日運動を
やっておらず、公正・冷静に自分の過去を語れる人を選んでくれ』と言い、
韓国側がそれを約束したから調査に行った。その根っこが揺らぐと
何をか言わんやだ」

 --対日裁判を起こした当事者も5人含まれる

 「反日運動に関わっている人は外してくれと言い、韓国側はそうします、
と言っていた」

 --石原さんら日本側の理解はそうでも、現実は違っていた可能性が高い

 「残念ながら、当時の状況では身元調べというか、裏打ちするまで能力が
なかった。だから信頼関係でやったわけだ、あくまで。その信頼が崩れると
なると何をか言わんやだ」

 --裁判を起こした5人についても、訴状と安氏、日本政府の聞き取りに
対する証言が食い違う

 「ああ、そういうことになると、何が真実かということになってくると、
証言自身の信憑性というか、価値が下がってくる」

 --調査報告書では台湾の地名を「娼家」と間違えている箇所もあった

 「証言内容をチェックする時間はなかった。私は担当官の報告を聞いて
判断した。紙は見ていない。報告を聞いての心証で河野談話をまとめた」

 --河野談話が強制性を認めた根拠は、16人の証言が決め手だったはずだが

 「そうだ。担当官の報告を聞いて、大部分は家が貧しく泣く泣くなったの
だろうが、中には筋の良くない人たちが相当悪(あく)辣(らつ)な手段で
集めたということが否定できない。そういう心証であの文書(談話)になった」

 --業者の悪辣な行動は日本軍の責任ではない

 「だから『加藤談話』(平成4年の加藤紘一官房長官談話)は、わが方が
直接連行したことを裏付けるものがないので(軍の関与は)ないとした」

 --聞き取り調査は証拠資料たり得ないのでは

 「(証言者は)真実を語れる人、というのが調査の前提だった。その日本側の
善意が裏切られたということになる。それに基づいて世界中に強制的に
慰安婦にされたということが事実として広まっていくとなると、
全く心外な話だ」

 --強制性を認めるための調査ではなかったか

 「そんな意図は私にはなかった。国の名誉が関わる問題だから。
ただ、役人としては時の政権の方針に従ってやるしかない。
一切の弁解はしない」

[msn 産経ニュース]