消費税増税を予定どうり来年4月から「現行5%から8%へ増税する」と
安倍首相の記者会見から2日経ち、「残念がる者」「やっぱりと思う者」
「失望からまだ立ち直れない者」「自身に利益があると喜ぶ者」さまざまな
日本国民が居ると思いますが、昨日のテレビで、少し引っ掛った事がありました。
それは「真ん中ガスおじさんこと青山繁晴」氏が語る人気のコーナーであります。
9月30日の深夜に「政権中枢」から聞いたとして、
*安倍総理は、有識者会議以前の早い段階から増税を決断しており、発表まで
「ギリギリまで熟慮した」という演技をしていた。
*その理由は、
・自民党内の反安倍派に対して本当の事は言わない。第一次安倍政権の時は、
やりたい事を先に言ってしまって、内部から足を引っ張られたから。
・中韓による、増税延期で国債金利暴騰させるという工作が仕組まれていたから
増税はすべきあるが、決断した事を隠していた。
・財務省に対して法人税や所得税減税を悟られたくないから。
*前回(97年)の消費税率引き上げ(3%→5%)が、きっかけになってデフレ不況に
なったのは、事実に反しており、本当はアジア通貨危機などの金融危機により、
97年11月の山一證券の破綻するなどで、不況に入った。
経済学者は、この事を知っている。特に海外の学者の中では常識。
*「総理自ら浜田内閣参与を説得した。消費税(5%時)2%にあたる5兆円を
経済対策を行うので、実質1%の消費増税にすぎない」
*総理の増税会見は矛盾だらけだから、おかしいと意見したら、
「もし消費税を2015年10月に10%に引き上げるなら法人税率を29%に
引き下げたい。そこまでいけば所得税の減税に踏み込む」
と総理は考えている。
そして、「消費税増税くらいで絶望してたら戦後の日本と同じ、一度の敗戦したら
何もかも日本が悪かったという考え方になる。それと同じだから駄目だ。以前から
ずっと私の言っていたメタンハイドレートなど未来に向けた話があるではないか」
と、いつものように既得権益の批判とメタハイの話に進んでいきます。
経済に対しては、前からトンデモの氏であるが、今回の発言は、財務省や
そのお抱えエコノミストと同じ、いや其のものであります。
また、総理自ら、浜田参与を説得したと言っているが、その内容があまりに
子供じみているので、話になりません。
そして、この時期に2015年の話をするのも、おかしな話です。
たとえ、総理が早い段階で、増税を決断していたとしても、演技をしていた
云々は、余計な話ではないか。中韓の陰謀論を出して、だから「増税やむなし」と
言いたいのだろうか。
日頃から「直接に総理と話が出来る」
「官邸側近や各省庁幹部、情報当局者とも交流がある」
と公言している氏であるが、
なにゆゑ、この事を公にしたのだろうか。
何の意図があっての事だろうか。
やはり、予算獲得(お金)のためなのか。
どちて?だ。