麻生副総理の「憲法改正は、喧噪の中で決めないでほしい」という主旨の発言時に
独国の「ワイマール憲法」と「ナチス政権」を引き合いに出した事について、
今週末にかけて、「朝日新聞」は「歪曲報道」「印象操作」を繰り返して、
反日プロパガンダに紙面を大きく割いているが、それよりも大変な事態が、
参議院で起きているではないでしょうか。
にもかかわらず、各社共に取り扱いが、少なすぎるような気がします。


参院副議長選、3人二重投票? 異例の再投票 輿石氏に12人投票せず
(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130802/plc13080212590016-n1.htm)

2日の参院本会議で行われた副議長選出の選挙で、投票者よりも投票総数が上回る
事態が発生した。異例の再投票の結果、民主党の輿石東参院議員会長が副議長に
選出された。

1回目の投票では、定数242の参院で243票の投票があった。
投票者の名前を記した木札の数は240で、3票多かった。
参院は現在欠員1で、先に選出された山崎正昭議長は投票に参加しなかったため、
3人が「二重投票」を行った可能性がある。

各党は本会議場内で協議した結果、再投票を行うことで一致。再投票の結果は、
238票中、輿石氏への投票が226票で、白票が11票、無効1票だった。
2人が棄権した。議長選では、欠員1を除く241人全員が山崎氏に投票していた。
[msn産経ニュース]


良識の府とも言われる参議院のしかも大切な「副議長」を選ぶ投票時に、不正な
投票行動をした議員3名は、民主主義の根幹にも関わる選挙を如何なるモノと
考えているのか。

3人のうち、2名は再投票の際に投票をせず、席に座ったままで棄権をした、

又市征治(当選3回目)
社民党・党首代行

糸数慶子(当選3回目)
無所属・沖縄社会大衆党(社大党)・生活、共産、社民、みどりの風の推薦

の2名である。


又市氏らが二重投票、故意は否定 参院副議長選挙
(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130802/plc13080220170031-n1.htm)

2日の参院副議長選挙は投票総数が議員数を3票上回り戦後初の再投票となった。
二重投票を認めた社民党の又市征治党首代行は「故意ではない」、
無所属の糸数慶子氏は「単純なミス」と釈明したが、自民党は同日、2人の
懲罰動議を提出した。
―中略―
菅義偉官房長官は2日の記者会見で、平成22年の参院本会議で他議員の投票
ボタンを押して引責辞職した議員を念頭に
「議員辞職に至った事例もある。厳に粛正を求めたい」と述べた。
[msn産経ニュース]


両名共に当選3回のベテランが、このような単純なミスを犯すだろうか?
もし本当に単なるミスであるのなら、不注意極まりない。
両名共に社民党が絡んでいるのも偶然か?

映像を見たら「投票は職員に手渡している」
この職員も注意が足りない。

あと、1名も徹底的に調査すべき問題である。

この様な問題こそ、メディアは大きく扱うべきではないのか。


麻生副総理関連

産経抄8月3日
(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130803/plc13080303080004-n1.htm)

久々にぎょっとした。朝日新聞など一部メディアが繰り広げている
「麻生太郎副総理ナチス発言」祭りに、である。きのうの朝日新聞を見ると、
1、2面と政治、社会面、それに社説まで動員しての大騒ぎである。

▼麻生氏は7月29日、都内で開かれたシンポジウムで
「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。
誰も気がつかないで変わった。あの手口を学んだらどうかね?」と発言した。
確かに字面だけをみれば、あたかもナチスの手法を称揚しているようにみえる。

▼在米のユダヤ系人権団体が「どのような手法がナチスから学ぶに値するのか」と
非難したのもうなずける。しかも、ナチスは憲法を改正も制定もしておらず、
形の上でワイマール憲法は戦後まで存続していた。

▼首相経験者であり、しかも政権の柱である副総理として軽率極まりない。
ただ、彼の肩を持つ義理はないのだが、前後の発言を詳しく点検し、当日会場に
いた記者や傍聴者の話を聞くと、だいぶ様子が違う。

ある傍聴者「ナチスをたたえているようにはとても聞こえなかった」

▼討論者の一人として参加した麻生氏は「(憲法改正は)喧噪(けんそう)の中で
決めないでほしい」と改正積極派が多い聴衆に向かって何度も繰り返している。
「ナチス発言」も彼特有の皮肉な口調で語られ、場内に笑いも起きたという。
ある傍聴者は、「ナチスをたたえているようにはとても聞こえなかった」と話す。

▼朝日新聞などが、シンポジウム翌日に一行も報じていないのが何よりの
証拠である。野党は召集された臨時国会で追及する構えだが、麻生氏はすでに
発言を撤回している。麻生発言を奇貨として「改憲派=ナチス支持者」の
印象操作をしようとしているのは誰か? 
ナチスが得意だったプロパガンダ(宣伝戦)に乗せられてはならない。
[msn産経ニュース]