昨日に続き、来年4月に迫ってきた「消費税増税」に関する事。
この7月から「財務事務次官(財務省のトップ)」になっているのが、
「木下康司」氏である。
この木下次官であるが、困った事に、増税する事しか頭に無かった
「勝 栄二郎」派の人である。
勝栄二郎元財務次官は、増税する為に「野田総理」を作り上げたとまで
言われた奴で、野田内閣を完全に支配した男だ。
昨年の夏に退官し、秋には「インターネットイニシアティブ特別顧問就任」に
天下りし、今年3月からは同社の社長に就任した人だ。
この流れで行くと「緊縮財政命・財政健全化命」の財務次官なので、
消費税増税の延期はおろか、震災の教訓をいかした政策(国土強靭化)の
先行きも、不安になってきた。
確かに、安倍内閣の正しい金融政策で、円安・株高には、なってきている。
しかし、多少の改善は見られるが、内閣府発表のGDPデフレーターによると
今だにマイナス、すなわち「デフレ状態」のままである。
しかし、この秋、増税派で歳出削減原理主義者の「木下次官」の時に、
来年4月の消費増税の延期決定する事が出来れば、
安倍政権として、大きな成果である。
また、次なる財務事務次官候補NO.1・現主計局長の「香川俊介」氏は、
それほど増税一直線ではないので、少しは安心出来るのだが。
安倍政権が長期政権になる為にも「附則18条」の発動が必要だ。
消費税増税の判断まで、まだ3ヶ月あるから、諦めずにがんばろう。