本日は、アーサーラハブーチャー(三宝節)で、拙者が住んでいる国では祝日です。
朝からよく行く寺で喜捨して来ました。さすがに凄い人でした。
三宝節とは、証りを得た仏教の祖・仏陀が、サルナートで5人の元修行仲間に
初めて覚り(さとり)の理を説いたとされる日です。
これにより「仏」「法」「僧」の三宝が成立し、それを祝う日です。
仏陀は、この最初の説法において説いたのが、
「八正道」「四聖諦」「三転十二行相」
であると伝わります。
そして、明日はカオパンサー(入安居)です。
明日から約3ヶ月の間、10月のオークパンサー(出安居)まで僧侶は、
寺院からの不必要な外出は許されず、外泊は禁止になり修行に励む事になります。
カオ=入る、パンサー=雨季と言う意味なので、暦の上では明日から雨季に
入ります。
雨期であるこの時節は、草木が繁殖し昆虫や数多くの小動物が活動するように
なるので、僧侶は一箇所に留まり小動物に対する殺生を避けるべく、
寺内に籠って修行する習慣になりました。
と一般的には言われる事が多いが、拙者の考えでは、
仏教初期の時代(約紀元前500年~)には、自然条件(雨季)の為に移動しながらの
修行が困難になり、この期間は修行僧が仏教を庇護してくれる町などの近くに
集まり修行をしていた習慣が、後に「法」を体系化した以降に「殺生、云々」と
理由付けされたのではないかと思う。
この国の僧侶(比丘)は、売国勢力に乗っ取られた日本の僧侶(仏教会)と違い、
初期仏教(釈迦)の教え、すなわち
227の戒律(今は、この国には居ないが尼僧には、300以上の戒律)を
今尚、守り続けております。