今月8,9日に行われた、米中首脳会談で、中国の「習近平」国家主席が、
「広い太平洋は、米中両国を十分に受け入れる余裕があります」
と米国オバマ大統領に言いました。
以前(2007年)にも中国軍の幹部が、米国の太平洋艦隊司令長官に
「太平洋の東をアメリカが、西を中国が面倒を見るという協力体制を持とう」
と言っていました。
その太平洋に中国海軍が出て行くには、わが国の領土
「沖縄/宮古・八重山諸島/尖閣諸島」があり、大変邪魔になっております。
中国としては、海底資源も欲しいですが、軍事的にも尖閣は重要なのです。
また、この会議の調整段階において、米国政府高官が、
「尖閣の測量も行っていないのに、何が自分(中国)の領土か」
と言ってしまい、ハッと気が付き、今にも中国の測量隊が、
尖閣諸島上陸の作戦を考えていると聞き漏れてきてます。
先日(6月19日)の夕刊フジにも関連の記事が記載されました。
(http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/
20130619/plt1306190710001-n1.htm)
中国には、フィリピンの領土だった島をまんまと奪ってしまった前科がある。
1992年頃からフィリピン国・パラワン島の西、約200KMにある
島群周辺の海域で中国の活動が、
(漁船による領海侵犯や監視船の航行、海軍による領海通過)
頻繁におこなわれる様になり、
1995年、中国はフィリピンの領土である「ミスチーフ礁」という島に
中国漁民が「台風の為の避難」と言う口実で上陸し、その後すぐに、
その中国漁民を守る為にと第二陣が上陸、強引に家を建ててしまった。
同時期のフィリピンでは、
1991年6月、フィリピン・アンへレスにあるピナツボ火山大噴火が発生。
周辺に大量の土石流、火山灰が堆積した。
その被災地域にあり、かねてからの撤退運動が起こっていた在比米空軍の
クラーク基地も当然被害に遭い、軍人とその家族も避難した。
同年11月、米国は基地放棄(撤退)を決定。
しかし近くにあるスービック海軍基地は、継続使用を打診するも比国議会が、
これを拒絶し米軍は撤退した。そして、1995年の米比共同軍事演習を最後に、
在フィリピン米軍は完全に撤退を完了する。
正に、在比米国軍の動きと中国の侵略の動きが一致している。
中国はその後、周囲の島々にも上陸、続々とコンクリート製の建物を建築し、
風量発電所やヘリポートまでも作ってしまった。
2008年には、滑走路長1150Mの軍用空港も完成させている。
「ミスチーフ礁」周辺は、完全に中国により乗っ取られてしまったのだ。
このミスチーフ礁という島があるのが、「南沙(スプラトリー)諸島」という
南シナ海に100以上のサンゴから出来た島や礁の集まりである。
1970年代後半に埋蔵量200億トンとも言われる大海底油田とガス田の存在が
確認されると中国が領有権を主張しはじめ、侵略行動を開始した。
このフィリピンでの事案が、尖閣諸島にて起きている事に類似していると
考えるのは、拙者だけではないと思う。
幸い、我が国「沖縄」には米軍の基地があり、即応部隊の海兵隊が駐屯している。
そして、尖閣諸島に行っても作戦行動が可能な航続距離/輸送能力を持つ、
新型輸送機「オスプレイ」が、配備され始めている。
日本国自衛隊にも配備されれば、より強固な防衛体制が構築されると思う。
日本人は現実を直視し、しっかり考えて行動しなくてはならない時が、
来ているのではないか。
隠れ親中政治家・元都知事で現国会議員も「尖閣諸島」に
「漁民の為の船溜まり・避難港を作る」と言っていました。
恐ろしいことです。