今日は、ヴィサカブーチャ(仏誕節)です。
拙者が住んでいる国は休日です。
お寺は人人人・・・・でした。
この国は、仏教徒が9割以上です。
日本のとは違う「上座部仏教」、南伝仏教とも言う仏教だ。
しかしヒンズー教の神様も土着の精霊も拝み・祈りの対象になっている。
なにゆゑと思い、聞くと
「よく分からないけど、ご利益があるから良い」との事である。
また、このような考えがある。(これが本道かもしれないが)
上座部仏教の教えでは、出家し僧になって、厳しい戒律を守り修行をしなければ
救われない。これでは一般の人が、救くわれるのは、ほぼ不可能だ。
そこで一般人は、次なる事柄がより良くなって来る様に徳を積む。
その方法だが、良い行いが、悪い行いより上回る様に生活する事である。
簡単にいうと、午前中に悪い行いをしたら、その悪い行いのマイナス点を考え
午後なり夜なりにそのマイナス点を上回る点を稼ぐ行いをするのだ。
その日のうちに挽回出来なくてもまとめてする事も出来るらしい。
また、その行いは人にあげる事も出来るという事だ。
そして、それはすぐに結果になって現れるモノらしい。現世利益と言うべきか。
良くない事が起きると徳を積む行為(良い行い)をして良い事が起こるのを待つ。
だから、日々徳を積む行為をするのである。
良い行い(徳を積む)とは、お釈迦様が、良いとした事だ。
お釈迦様と自身を繋ぐのは「僧」であるので、敬い、喜捨するという事らしい。
それ以外にも生き物を助けるとか、色々あるが・・・
反対に悪い行い(禁止事項)も、お釈迦様が言った事である。
簡単に言えば、戒律に書いてある事柄である。
僧以外の一般人(在家)には、五つの戒がある。
また特定の日(六斎日)にプラスされる三つの戒がある。
(ちなみに僧侶(比丘)は227の戒律/今は、この国には居ないが尼僧(比丘尼)は、
300以上の戒律です)
蛇足だが、
この釈迦尊の言葉を知ると、この国の多くの人々が、
個人主義なのも、出された食事を残すのも、
セルフサービスの店で後片付けをしないのも、
その他もろもろの日本人には、どちて?と
眉をひそめる様な行動も理解出来る。